突然ですが、質問です。
以下に出てくる20代のAさんとBさん、どちらが30代以降、ビジネスパーソンとして「伸びる」人材だと思いますか。
Aさん
某ベンチャー企業に勤めるAさんはマーケティング、アライアンス・経営企画などを一手に引き受けています。そして忙しい間にも社外の人に会うことを大事にし、そういったことに対する出費は自己投資だと考えています。
日頃気をつけていることは「自分の代わりになる人はいくらでもいる。だから成果を出したとしても横柄にならないように」
Bさん
Bさんは大手商社勤務。仕事の納期には遅れがちで、夜は遅くまで会社に残っていますが仕事ははかどりません。社外の人に会う機会はほとんどなく、社内の人とのコミュニケーションも疎かにしがちです。
土日の過ごし方を聞くと「先週は『ドラゴン○ール』のDVDを観ていたらいつの間にか二日間過ぎていた」そうです。
AさんとBさん、30歳以降どちらがビジネスパーソンとして「伸びる」のか、一目瞭然ですね。もちろんAさんです。
Bさんは無駄に残業をすることでプライベートや自己鍛錬の時間まで削ってしまっているうえ、休日もだらだらと過ごすだけで終わってしまっています。
では、Aさんは日頃どんなことに気をつけて仕事をしているのでしょうか。
お話を伺うと、他にもこんな答えが返ってきました。
・安請け合いはしないが、基本的には上司・部下問わず、仕事を頼まれたら全て引き受けるようにしている。そして引き受けた時は全力を尽くしたとわかるような成果物を出す。
・年始ごとに「今年のテーマ」を決めて、仕事もプライベートもそれを達成できるように生活する。(ちなみに2010年のテーマは「基礎固め」)
「謙虚でいること」
「効果的な自己投資をすること」
「与えられた仕事に全力で取り組むこと」
「漠然と毎日を過ごさないこと」
これらの継続が今のAさんを作り上げたようです。
20代の若手社員の方や就職活動中の学生の方などはAさんの姿勢に学ぶ点が多いかと思いますが、「これから伸びていける20代」には他にもいくつか特徴があるようです。
『20代で伸びる人、沈む人』(千田琢哉/著、きこ書房/刊)はコンサルタントとして数多くの企業やビジネスパーソンを見てきた著者が、「伸びる20代」と「沈む20代」の違いを解説しています。
以下に特に象徴的な7項目を挙げてみましたので、自分がどちらに属するのかチェックしてみてください。【写真入りの記事はコチラ!】
◇ ◇ ◇
■【勉強のしかた】
伸びる20代は、本業の技をとことん磨く。沈む20代は、資格試験に逃げる。
資格試験の勉強をするために専門学校に通ったりすることは決して悪いことではありませんが、本業の仕事で評価されないから逃げ場として資格試験を目指して勉強をしているふりをしている人もいます。
現実逃避に資格試験を利用するのは「沈む20代」、本業に徹底的に打ち込むのが「伸びる20代」だといえます。
■【仕事のしかた】
伸びる20代は、陰口を言われる側。沈む20代は、陰口を言う側。
人間には二通りあります。みんなで群がって一生懸命やる人の陰口を言う人と、陰口を言われながらも自分の信じた道を進む人。
「伸びる20代」はもちろん後者。周囲の陰口など、自分のサクセスストーリーのテーマソングだと思って聞き流しましょう。
■【顧客との付き合いかた編】
伸びる20代は、名刺交換の際、顔と名前を憶えようとする。沈む20代は社名と役職を憶えようとする。
千田さんは、名刺交換のシーンを見るだけで、その人の将来がわかると述べています。
「伸びる20代」は、相手の名前を声に出して確認したり、面談中に相手の名前を意識的に呼ぶなど、相手の「顔と名前」を憶えようとするのに対し、「沈む20代」は相手の社名や役職の方を気にしてしまいます。
■【お金の使いかた】
伸びる20代は、お札の向きが揃っている。沈む20代は財布の中がごちゃごちゃ。
「整理」とは必要なものを残し、必要でないものを捨てること。整理整頓ができる人かどうかは、その人の財布を見れば一目瞭然です。
整理ができない人は仕事の方もサッパリ…という人が多いようです。
■【上司との付き合いかた】
伸びる20代は、代表で上司によく怒られる。沈む20代は、横に隠れて上司の怒りを逃れる。
20代で役職のある人は少ないかもしれませんが、だからといって完全な横一線ではもちろんありません。上司は若手をしっかりランク付けしています。そして一番の実力者こそを、期待の意味も込めて怒るのです。
■【後輩との付き合いかた】
伸びる20代は、何かあったら後輩をかばう。沈む20代は後輩のせいにする。
「伸びる20代」は何かトラブルが起こった時、その原因が後輩にあったとしても、もちろん注意はしますが上司の前では後輩をかばいます。
「沈む20代」は上司の前ですぐに後輩の名前を出すものです。
■【同期との付き合いかた】
伸びる20代は、同期のマドンナと一度は交際する。沈む20代はただ憧れるだけ。
どんな分野でも才能のある人にはオーラがあるもの。そしてオーラのある人間は当然異性にモテます。それが「伸びる20代」です。「沈む20代」は同期のマドンナに憧れるだけで終わります。
男女交際だけに限らず、望んだものを手に入れられる人と、望んだものに憧れるだけで終わる人は20代で分かれるのです。
◇ ◇ ◇
いかがでしたか?3つ以上「沈む20代」の特徴を備えていたらマズいかも…。
『20代で伸びる人、沈む人』にはこの他にも、「伸びる20代」と「沈む20代」の違いが合計70項目、解説と共に紹介されています。
30代、40代になって個々人の差が大きくなりはじめてからでは、もう挽回するのは難しいものです。
若手社員の人も、就職活動中の学生の方も、伸び盛りで、皆が横一線の20代だからこそ、今のうちに今後のキャリアアップにつながる習慣をつけておきたいものですね。
(新刊JP編集部/山田洋介)