最近、東南アジアの旅行ブログを読んだり、アメリカ在住の親戚と話したりで、昔の海外旅行を思い出したので、回想して書いてみます。
私が初めて一人で海外旅行をしたのは、大学2年生のときでした。
きっかけは、“内向的な自分を変えたい“と思ったから。その時の気持ち、鮮明に覚えています。
私は、大学受験に失敗しました。医学部を目指して二浪したのですが、残念ながら及ばず…元々親からも二浪までと言われていたし、自分の限界も感じていたので、そこで諦めました。
でも、入学してからは、全く勉強のやる気が起きず、医学部目指して三浪している友人を羨んだりもしました。
大学辞めようかなとか、仮面浪人しようかなとか思いながらふわふわした大学生活を一年送っていたんです。
結局、行動に起こせず、虚無の日々を過ごしていたんですが、小さな頃から内向的で、引っ込み思案、考えばかりが先行する頭でっかちタイプの自分に嫌気もさして、なにかしたいと思い、一人海外旅行を決めました。
行き先は、ヨーロッパ。
その理由も明確にありました。
小学5年生の頃から、ナチスドイツの歴史に興味があり、いくつか本を読んでいて印象深かったドイツと、収容所のあったポーランドに行きたかったからです。
3週間のヨーロッパ旅行、フランクフルトの往復チケットを、クレジットカードを握りしめ、一息ついてパソコンで購入したことを覚えています。そして、親にメールで、「取っちゃったよ!3週間行ってくるよ!」とすぐに報告したんです。私にとっては、もう購入したときから、一人旅が始まっていました。
宿やルートは、旅先で決めることにしていました。頭でっかちタイプの私、事前に決めてしまうと自分の首を締めかねないので、フィーリングを大切にするために、宿は現地で取ることに決めたんです。
でも、初日のフランクフルト到着日の一泊だけは予約しました。が、実際、その日ホテルにチェックインすると、日付を一日間違えており、なんとわずか2時間でチェックアウトしなくてはなりませんでした…。
緊張の中やっとたどり着いたホテルのフロントでそれを聞いたとき絶望し、とりあえずキーで部屋に入ろうと思ったら、ドアが古くうまく開かなくて、ドアの前で泣いてしまいました笑。
誰かが開けるのを手伝ってくれ、そのまま部屋で一人、やはり自分には無理だったんだ、そして、医学部にも行けなかったことをも思い出し、大号泣したのを覚えています。
でも、数十分泣いて、時間がもったいないと我に返り、2時間の滞在ですが、一泊分の宿泊費払っているしシャワーを浴びて、そこから気持ちを切り替え、その日以来、3週間ヨーロッパで泣くことはありませんでした。
いまでも、あの部屋で感じた、不安や絶望、自分の情けなさ、受験の悔しさは忘れられません。
そんな初日の到着早々、自分のミスのせいですが良いことがなかったので、さっさとフランクフルトを出ることにしたんです。
って、回想してたら、一人旅をしようと思った理由と、初日のフランクフルトでの号泣で長くなってしまった💦
懐かしいな〜
いつか、私はまた一人旅することがあるのかな
主人の家族の集まりのために飛行機移動していたので、そのフライト中の回想録でした
また時間のある時、回想録更新しよ。
ちなみに5歳&3歳の息子たちは膝の上で寝ています