作品について https://www.allcinema.net/cinema/149585
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督: 五社英雄
・坂根藤吉(平さん へい): 緒形拳☆
・テル子:浅野温子 未亡人
・ちえ: 藤真利子 小料理屋
・弘子: 松本伊代 小娘ちゃん(^^♪
民家を爆破したあと逃げた藤吉は、すぐに逮捕された。
妻子殺しの余罪もあった藤吉は
刑務所で首を切ったが、死にきれなかった。
遂に、掘った穴から脱獄した藤吉は
名前を変えて(平さん)、飯場を転々とするーー
殺人犯:緒形さんと、関係する女たちの
人間力なのか、存在感なのか
あるいは、汗や肌まで匂うような
人間臭さなのか…ずっと惹きつけられた!(^^)/
(実話らしいです…)
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼
爆破シーンが冒頭にあるが、最初
ナニが起こったかは、わからず……
妻子殺しも刑事の口から出るが、詳細不明……
いやいや、慌てちゃダメですヮ(^^♪
カミソリで首を切った藤吉に、ゾッとする間もなく
死体のように、土から這い出た(脱獄)藤吉に
ゾクゾクする……
逃亡犯となった藤吉は、“平さん“となり
作業員として、飯場を転々とする。
追い続ける刑事(川谷拓三)に見つかりはしないかと
ドキドキもするが、ココでは
うまく逃げきれるかどうかが、ミソではなさそ……
逃亡中、過去の藤吉の所業が、回顧される。
過去の労災事故で得た補償金のおかげで
“女性“に優位(有利)になった藤吉の
愛の遍歴…… (例:テル子)
(愛と言ったが、本能的な要素大!(~_~メ))
緒形さんは……
イヤラシさというより、優しさ・弱さをも感じさせるスゴミが
すごいんですよ………………
(好きになっちゃうな……)
女がデキたから妻を殺したー
とも違う、はずみのような“なりゆき“も知る…
そして
母に会いたがる息子の願いを叶えるかのように
手にかけたことも………(>_<)
そうして行きついた先で出逢った
小料理屋の女:ちえ。
男性は、自分だけの菩薩を求めているのだとしたら
“平さん“には、運命の菩薩だったらしい…
(私には、愛染明王でも可)
心から好きな男がいる女は
溶けそうなほど、色が香る……
好きな男から愛されたら、溶けて崩れる……
(藤真利子さん、好き☆(*^^)v)
(前に、母と小娘ちゃんをたぶらかしていた藤吉は
小娘に手玉にとられたことに腹を立て
その家を爆破していた)
爆破犯:藤吉を追う警察は、ちえに目をつけていた。
ちえを追えば、藤吉を捕まえられると。
銭湯で手配書を見たちえは、逃亡犯が平さん=藤吉だと知った。
そのことには触れず、平さんに、さりげなく変装を教えた。
うすい眉を濃く化粧すること。
そのおかげでか
なんとか別人のふりをしてきた藤吉だったが…
しっかり者のようでも、女には弱さもあるのは
腕力でなく、惚れた弱みでもあって
だから、そうすべきじゃないことも
好きだから離れたくないから、してしまう……orz
別れを告げたつもりのちえが
情念の塊のようになって、追ってきた。
唇にはしっかりと紅をひいて、女になって……
ああ、それは、愛する“平さん”のためにはならないのに…orz
ちえが駅に着いたとき
反対側のホームにいた平さん。
二人は、もう一緒になれないことを暗示したような……
そして、すぐに藤吉は、警察の照明に照らされた!
二人それぞれの絶望の表情が、アップになり
観る者の瞳に心に、焼き付けられていく……………
薄化粧とは??? 違うときスミマセン
藤吉は、別人“平さん”として
ちえと出逢い、愛し合った。
眉は濃く塗ったけれど、あたかも“薄化粧“をして
素顔(本名)を隠していたということですか???
▼▼▼
クセのあるスト―リーも、興味深いですが
なんといっても、役者力☆!(^^)/
見ごたえ、手ごたえが際立つ逸品!
(タイトルとは逆に、したたるように特濃、濃ッ!(*^^)v)
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