作品について https://www.allcinema.net/cinema/389323
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・濱中刑事: 福士蒼汰☆ 妻はお産で帰省
・豊田佳代: 松本まりか☆ 介護士
湖近くの高齢者介護施設で、寝たきりの100歳の男性が亡くなった。
装着された人工呼吸器が切られていたため、
殺人事件として、刑事が施設で聞き込みを始めた。
そんなとき、佳代は濱中の車に追突してしまった。
しかし、佳代は保険が使えないという――――
殺人事件―にひかれて鑑賞しましたが、犯人捜しが目的ではなく
予告編で佳代が沈んでいった湖のような“深み“があるらしい……
原作者が鑑賞後に、「観る者から安易な言葉を奪う作品」と
仰ったように、私も、ナンも言えない………
というのが正直な気持ち……汗。
(原作者いわく、本作では、官能・自然・歴史・正義が
描かれているとのこと(^^♪ 受け売り……汗)
▼~▼内容にふれて雑談です。 違うときスミマセン
▼▼▼
1.容疑者を追い詰める刑事(濱中と伊佐美)
松本介護士(財前直見)に絞って、ドンドン追い込む刑事たち。
伊佐美(浅野忠信)は、濱中にはパワハラで
早く落とせと迫る。
伊佐美は、昔、上からの圧力で解決できなかった薬害事件があり
正義感から、強引になっているよう。
(当時、失意で湖のほとりで自殺未遂も!?)
しかし、無罪を主張し続けた松本介護士は
自殺まで図ったあげく、遂には、刑事2人を訴えた。
ココは、松本介護士のストレスもさながら
伊佐美から濱中へのストレスも、かなりありそう……
2.濱中と佳代
ダブル主演の2人なので、主軸なのでしょう……
佳代は、濱中に追突事故を起こすも
弁償できなかったのではないかと……?
その負い目から、言いなりになってしまった???
(濱中は、伊佐美からのストレスあるし
妻はお産で帰省中だし、“弄ぶ”のに丁度いい??汗)
濱中の弄び方が、下品でゲスです……( 一一)
人に見せるもんじゃない……
(この福士さんは、観るの辛いです……orz)
けれど……弄ばれていたと思っていた佳代が
実は、手のひらで、濱中を転がしていたのかも……
と思ったのは、松本まりかさんの魔性の魅力があるからデス!(^^)/
殺人事件のあったとき、佳代は車で湖に来て
車中で一人、“個人的“な仕草をしていた…………
10代半ばで、母親亡き後、ずっと父の世話をしてきたという。
母(妻?)代わりで生きてきた佳代が
若い娘として、男性と恋を楽しむことがなかったとしたら
濱中との奇妙な“関係“は、(大胆に軌道から外れたとしても)
恋愛の疑似体験もどき?だったのかな………汗。
湖の上のボート上の二人。
(もう警官ではない濱中に優位性はないのに?)
泳げない佳代は、濱中に試されるように、湖に飛び込んだ。
いつでも自分の手中にある如く、濱中は
助けに飛び込んだが、佳代は拒んで見せた。
沈んでいく佳代が幻想的で、神秘的だ……
(濱中の奴隷のようになっていた佳代だが
実は、女神さまですョ……誰にもどうにもできない存在
濱中が小粒に見える……汗)
佳代を助け出して、船で横たわる二人だが
ダブル主演とはいえ、二人の運命は
いい関係や幸せな未来があるとは、考えにくい………………
川が流れて海に出るーような流れや出口?はなく
あたかも(閉鎖的な)湖が、美しい風景を、そこにとどめ続けるよう????
3.昔の事件
亡くなった老人は、戦時中、人体実験に関わった人のようだった。
その後の薬害事件にも関係していたようで
追っていた若い女性記者:池田がいた。
池田は、老人の妻に逢い、取材した。
彼女は、昔、満州の湖で見た、子供の犯罪について語り出した。
(その加害者が医師会長になるのだという)
池田は、調査する中で、施設の介護士の“孫たち”に
(満州での子供の犯罪のこともあり)
老人殺しの容疑を感じてくる……………
~後略~
▼▼▼
個人の人生も、なるようにしかならないし
過去のことは、変えられないし
信じた正義が勝つとは、限らない……………
それでも、絶対的に美しいものは揺るぎない?
それが湖・湖畔の象徴ですか?
そのほとりに集まった人たちの人生模様が
たとえ醜くても、間違っていても
包み込んで(飲み込んで?)くれそうな湖の輝きは、イイ……
――よくわからなかったけど………(^^♪
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