作品について https://www.allcinema.net/cinema/391767
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・ジミー: シュー・グァンハン のちにゲーム会社設立
・アミ: 清原果耶 バックパッカー
18年前、台南のカラオケ店のバイトで出逢ったジミーとアミだが
アミは突然帰国することになり、ジミーも台北の大学生になった。
時は流れ、設立した会社を追われたジミーは
アミの故郷を訪れたー
切ない淡い想いを、今一度、懐かしくたどるだけでなく
終盤の“回収“には、こちらの想いも加速され
特に、時間が交錯する“ランタン”の上昇には
込みあげるものがありました!
▼~▼内容にふれて雑談です。(▽ネタバレ!)
▼▼▼
1.秘めた想い
アミと親しくなるうちに、“想い“に気づくジミー。
明日も今日の続きが続けばいいけれど
“旅人“のアミは、突如帰国するという。
出逢いには別れがつきもの……
特に若い時期は人生の途上で、自分の道も定まっていないから
誰かの人生:命をともにする重さを、負えないこともあって
ただ、いつかの再会を願い、“約束“を心の支えに
生きていくことしか……orz
お互いの夢を叶えたら逢おうーという約束は
約束のようで、ちょっとキビシイ気もする…
皆が夢を叶えられるわけではないから……
2.『Love letter』
それでも、ゲーム会社を興し、ジミーは夢を叶えたよう。
けれど、連絡したアミは、夢を叶えていないらしい……
『ずっと旅が続きますように』 ←アミの願い
そのときは、アミの願いの真意がよくわからなかった。
会社を追われたジミーが、旅した日本で見たのは雪国。
アミと一緒に見た映画『Love letter』を思い出し
「お元気ですかあ~~~」と叫んだジミー。
『Love letter』は、アミとジミーが涙ぐんだように
私の心にも沁みた作品でした。
特に中山美穂さんが「お元気ですかあ~~~」と叫ぶシーンには
胸が熱くなった覚えがある……………
ココで、ジミーがそう叫んだのは、二人の思い出の映画の
1シーンだったからだけではなかったらしかった……
(元気でいてほしいと心から願った叫びだったーーー?)
そうこうして、ジミーはアミの実家にたどりついた。
アミに逢うために?やっと?
――と思ったら………………
ココから一気に、怒涛の“気持ちの回収”が始まった!(^^)/
3.ずっと旅が続きますように
▽要反転▽
実は、ジミーはアミの実家を訪問する前に
アミの死を知っていた!
アミの死で、自暴自棄になったジミーは
結局、会社を失うことにまでなってしまったと。
アミの実家で、アミの残した“絵日記“を読んだジミーは
アミの事情(病気)や想いに触れることができた……………
“真実”に触れるのは、なんて心ふるえることなんだろう……
「ずっと旅が続きますように」
二人でランタンに夢を書いたとき
アミの真意は、旅とは命を長らえることだったんだね………
ジミーとは、元気で自由な旅人のまま去ったアミ。
想いも思い出も、約束も悲しみも
ずっと不消化だったと思われるジミーも
アミの実家へとたどる旅を経て
アミの“真意“へとたどり着いて
約束を果たしたような充実感を得て
ようやく、迷える青春の終止符を打てたようで……
▽▽▽
▼▼▼
18歳の頃から×2=36歳のジミーが
たどった旅は
ただ青春(恋心)への郷愁ではなく
もっともっと深いものを教えてくれた気がします。
私こと、ウン十年前のホロ甘苦い思い出も
うやむやな記憶のまま、錆びるのを待つのではなく
いい加減、イイ意味で、線引きや終止符を打つことを考えようと
思ってみましたョ。(^^♪
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