作品について https://www.allcinema.net/cinema/390678

↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

 

 

・川辺市子: 杉咲花☆

・長谷川: 若葉竜也  市子と同棲

・北くん: 森永悠希  高校の同窓生

                       

市子は、同棲中の長谷川からプロポーズされた。

涙を流し感激した市子だが、姿を消してしまった。

そんな折、市子を捜す刑事が長谷川を訪れたー

 

あらすじから、不幸を背負っていそうな市子。

杉咲さんの薄幸かつたくましい女性が、絶妙でピッタシ☆

幸せになってほしいーと願いながら鑑賞するも

私の願う“幸せ“が希薄なことに気づいたり……汗。

 

 

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ) 違うときスミマセン

▼▼▼

 

1.プロポーズのあとの失踪・涙

 

プロポーズされたあとの失踪の理由は

各人あると思うが、市子の場合は

感傷的なものではなかったらしい……

 

涙は、求愛の感激もあったと思うが

「婚姻届」(=入籍)を目にした市子には

絶望も感じたかと……………

彼女は無戸籍。(ネタバレ御免!(>_<))

恋人:同棲のままなら、幸せでいられたが

結婚:入籍は、彼女には“別れ”(失踪)を意味した。

 

市子の過去を知らない恋人:長谷川が

彼女の消息を尋ねる“てい”で

市子ゆかりの人々の物語が展開される。

そうやって輪郭が描かれていく市子に

興味を引きずられる!

 

 

2.壊れた家族

 

そもそも、市子が無戸籍なのは

“輪郭“にも登場しない、DV男(父)のせい。

母親が逃げるため。

 

障碍ある妹:月子の“戸籍“で、”普通“の生活をしていた市子だが

あるとき妹を消し、完全になりすました……?

――と思ったが、市子と名乗ったのは

やはり、自己を失いたくないから?…………………

 

一時は幸せな“家族”の一員だった、母の男も

やがては、市子には疫病神になってしまい

“始末“せざる得ないことに……orz

母親の男運のなさョ……(>_<)

誰とも関わりのない、“個人“で生きるほうが

実害がなさそう…………

 

 

3.北くんのこと   ←ツボ☆

 

高校時代の市子の彼氏は、中身軽くて

ノリだけの男に見えたが、一方で

影ながら、市子に恋慕していたのが、北くん。

彼氏よりも、マジで市子を

守ろうとしてくれそうなムードに、期待してしまう。(*^^)v

 

北くんは、市子が母の男を殺したとき

その後の始末をしてくれて

本当に市子の“ヒーロー“なんだと

感じていたのだが……

そういうことも、市子には重荷だったかも。

「うちな、普通に生きていきたいだけや」

 

犯罪の始末はもちろん、そうせざる得ない状況も

知られない世界がいい。

知っている人には居てほしくない……?

 

市子は、月子の遺体が発見されたことで

月子の戸籍で生きられなくなった。

自殺願望の人の戸籍を得ようとするのを

北くんに知られ、止められるがーー

 

後日、男女の遺体が海で見つかった。

北くんは、市子のために死んだのか???

あるいは、市子がナニかした?????

 

 

4.鼻歌まじりに歩く市子   (違うときスミマセン)

 

冒頭、彼氏の家から一目散に逃げる市子とは別に

鼻歌まじりに歩く市子が映った。

疑問に思っていたら

ラストシーンに、その鼻歌まじりの市子が、またいた。

 

その姿は

北くんと自殺願望の女性に会ったあとの姿と同じだった。

 

この市子は、それで“別人“になれたのか……??

別人になったから、市子の話は終わるのか???

 

波の音が続くから、不安になるのだが

「普通に生きたい」

“市子“はそう言った。

そのために、特別なことをしてしまった………

その代償の大きさから

彼女が生きることに絶望することはないと信じる。

 

したたかなしぶとさ、折れない強さが彼女(杉咲さん♪)にはある。

エンドロールで囁かれる幸せだった頃には、もう戻れないし

今の彼氏のもとへも、もう戻れないと思う……

 

けれど、自分のこと何もかもを知らない人となら

普通に生きられるのかも…………

それがずっと続かないとしても (警察も捜してるし)

今、せめて今だけでも、そう思わせてあげたい……………

鼻歌が切なく聞こえる………………………

 

 

▼▼▼

 

理解(解釈)が違うかもしれませんが(汗)

杉咲さん演じる、とある女性の生きる姿に

とても思うところありました!(^^)/

 

壮絶だけではない深みが、印象深く

心に刻まれます。(*^-^*)

 

 

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