作品について https://www.allcinema.net/cinema/15121
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督・脚本: ピエル・パオロ・パゾリーニ
・青年: テレンス・スタンプ☆ ←目当て
・音楽: エンニオ・モリコーネ
ミラノ郊外のブルジョア一家の邸宅に
ある青年がふいにやってきては、帰っていった。
夫婦と娘息子、家政婦は皆、彼に“影響”され
彼が去ったあと、元の生活に戻れなくなったー
若いテレンスは、イケメンお兄さんだと思っていましたが
本作は“ヤバい”ですヮ……(^^♪
というか
本作は、テレンスの危うい魅惑あればこその作品かと
チラシに「この、聖なるもの。」と書くの、ズルいね…
▼~▼内容にふれて雑談です。 違うときスミマセン
▼▼▼
青年の出現で、家族全員が
“ときめき“(ざっくり)に覚醒!(^^)/
まるで熱病に罹ったようで
そんなことあるかー?という状態に…( 一一)
なので
見るほうも、熱にうかされた気になって
脱ぎっぱなしの服や
脱ぎっぱなされた“本体”を、受け止めないと…orz
家族を魔法にかけたような青年の“魔力“は
悪魔のなせるワザというより
(チラシより)聖なるもの?と思いたいです、むしろ。
ですが
無垢なものほど、罪深いことがありますよね…
ソノ気にさせておいて、去っていく青年。
情欲の嵐が吹き去ったあとは
後遺症がヒドイ……重症ョ……orz
妻は、若い男狂い?
道端で若い男を拾いまくった……汗。
息子は、芸術性が開花した感じで、それは良き☆
ノートに写真を挟むほど、父ラブだった娘は
青年が去ると病んでしまい、意識が……!(>_<)
かつて、青年を“誘惑”して失敗?した家政婦は
家を出て、ある所で“奇行“していたら
奇跡が起こったのか?天空浮遊した!
そして
自ら生き埋めになり、涙が泉になることを願った…
(理解できない私は、ただ合掌してみることしか…)
夜、青年が休む部屋を覗きにいった?夫も
青年に、慰めを感じていたらしい………
劇中、時々、誰もいない砂地のシーンが映りこむのだが
なんだろう…砂地=不毛の地??
冒頭、夫は、工場を労働者に譲ったらしく
トピックスになっていた。
「これは全人類をプチブルに帰る第一歩か?」
「ブルジョアジーの自己変革?」
「ブルジョアが全人類と手を組んだら、階級闘争はなくなる」
が
「ブルジョアでなくなった彼らには、新たな問題が生じる」
という……(byマスコミ?の一人)
全てを労働者に与えたら(どうなる)?
↑ソレは、ラストシーンに向けた問いか????
社長(夫)は、駅で全裸になったのは
全てを与えたつもり??
そうして、裸のまま
たびたび挿入された画:砂地にたどり着いていた。
ああ、確かに不毛の地かも……汗。
だからかナンなのか
悲しみか混乱か
あああ!!と、彼は絶叫し、作品は終わった……………………
▼▼▼
とあるブルジョアの崩壊?という点では
イデオロギー的なのかな……?
最後、私も不毛の砂地に置き去りになった感じで
どうしたらよいか、わからなかったけれど
テレンス・スタンプの魅力には
意味のあることが、よ~~~~くわかりました。(^^)/
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