作品について https://www.allcinema.net/cinema/390966

↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

 

・貴瑚(=キナコ): 杉咲花☆     継父の介護

・安吾: 志尊淳☆

 

「52ヘルツのクジラ」

:他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く、世界一孤独なクジラ

そんな“クジラたち“の声を聞くような

希望を信じて鑑賞☆(^^)/

 

 

海近くの家に、一人、引っ越してきた貴瑚は

ある雨の日、“古傷“の痛みに苦しむところを

長髪の少年に助けられた。

彼に、虐待の跡のあることを知った貴瑚は

かつての自分を重ね、力になろうとしたーー

 

いくつもの荒波を乗り越えた

今の貴瑚の姿に、安心しつつ

過去の荒波を振り返る。

そして、当然ながら、辛く生きるのは

彼女だけではないことにも……

 

 

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ?)

▼▼▼

 

1.クズ母その1  貴瑚の母

 

不幸の始まり・大元は、母親かと。

娘より、娘を殴る再婚夫を優先する女(母)が

世間には少なからずいますが、なぜ????

男がいいの?お金?男の暴力への恐怖?

 

夫が要介護になったら、娘に介護の責任を押し付け

娘の命より夫を優先し、貴瑚に死ねとまで言ったクズ母……

頭の中、どうなってんだか…( 一一)

 

それでも、母への想いは理屈じゃないから

母から得られるべき無償の愛を

求める貴瑚が不憫で……orz

(杉咲さんの傷つきぶりが、ホント、痛ましい…)

 

 

2.クズ母その2     長髪少年の母

 

前の男のすべてを捨てたのに

捨てられなかったのがこの子だ、などと言う……

“虫”と呼んでた…orz

なら、施設に預けたほうがいいのに

補助金目当てだから、育児放棄のまま、手元に置きたがる。

(コレがタチ悪いんだよ……( 一一))

 

痛みがわかる貴瑚は、少年の生きる力になろうとする。

かつて自分にそうしてくれた安吾のように。

 

(クズ母役の西野七瀬さんの、不純感、良き☆

彼女は『あな番』で、すでに何人も〇ッタという(汗)

汚れ役にも幅広く対応するの、良き☆)

 

 

3.いちいちビンタしたないで!(>_<)

 

やたら、ビンタされる貴瑚。(>_<)

継父にも母にも。

恋人になった男からも、何度もビンタされたし…( 一一)

親友も、親しみからかビンタしたけど

されたくないです。

 

ビンタは、自分がされたこと、思い出すから

イヤなんですよね……汗。

 

(私が小娘の頃、大したことないことで

父に、(ほっぺが破れるまでって)思い切り何度もぶたれた……

今思えば、虐待だと思うヮ……

体が壊れると思わないのかね……( 一一))

 

 

4.安吾のこと

 

貴瑚に新しい道を照らしてくれた、良き人☆(^^)/

こんなとき 

~救う人・救われる人~ という役割で見ていた私だが

安吾自身も、実は、孤独なくじらだったことが

わかってくるのが、辛い……

だから、人に優しくできたんだねーなどと思っていたが

それはまだ過去形になっていなかった!

 

貴瑚からの想いに、うまく応えられなかった安吾が

“魂のつがい“を語ったのなら

人類愛でも何でもいいから、貴瑚に

“真実の愛“を伝えられたはずなのにーと思ってしまう……

 

「本当のことを言って!受け止めるから」

その言葉を信じ、恋人に、語りにくい真実を語ったときに

「エエ!それはムリ…」などと言われ

関係が終わることも少なくないので(大涙)

どこまで自分を見せていいかわからず

不本意に、隠し続けるor嘘をつき通すこともあると思う…

 

見出した愛が、導いてくれるはずの“解放の出口”が

逆に、二人の愛を守るために、閉じざる得ないのは

更なる苦しみを産む………

 

安吾には、幸せになってほしかった!

 

 

5.意地でも幸せに!(^^)/

 

死にたくもなった少年だが、死ぬことない!!!

貴瑚や、地元のお婆さんたちが

少年のために、色々尽力していた。

 

そのときは真っ暗でも、救いが一筋でもあれば

それにすがって、どうにかして、生きていってほしい!

生きてーというのは、生死だけでなく

生活基盤がしっかりした、頼もしい大人に成長して

幸せになってほしいということ。

 

(子供の頃、食うや食わずで、大変な思いをしても

自ら援助を求めて、活路を見出した人たち、いますよね。

身内にもいる…)

 

少年の本名が愛(いとし)というの、良き☆

絶対、愛を与え与えられる人生にしてほしいゾ!(^^)/

 

 

▼▼▼

 

 

この世には、誰か、自分の“声“を聴きとってくれる人が

いるはずだからーと信じられるのは、希望。

でも

魂の底からの叫びまでも、聴き取ってくれて

ずっと聴き続けてくれるかは、わからない………

 

それでも、少しでも、生きる力を与えられたなら

感謝しかない。

 

淋しさや虚しさが残されたとしても

それを優しさに変えて、生きて、強く強くなって

誰かの力になることで

また救われていくことを願う。

 

愛という名に託して。(*^^)v

 

 

 

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