作品について https://www.allcinema.net/cinema/391979
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督: ケリー・ライカート
・クッキー: ジョン・マガロ 料理人
・キング・ルー: オライオン・リー 中国系移民
開拓時代のオレゴン。
ある“一行“の料理人クッキーは、食料調達に
そのへんの木の実やらナンやら、集め歩いていた。
ひょんなことで出逢ったルーと、二人で行動をともにするうちに
当地唯一の牝牛から、ミルクを盗み
美味しい“ドーナツ“を売ることにした。
その美味しさで、飛ぶように売れていたある日、
牝牛の持ち主から、“焼き菓子“をふるまうように依頼されたー
生きていくのは、キビシイ…orz
それ自体が、大博打。でも一攫千金もあり!(^^)/
食うや食わずの日々から一転
希望の光が、生きる力を与えてくれる。
けれど、ギリギリまで、本来、人生はキビシイのかも…
でもでも、ギリギリまで、悦びはあるのかも…………
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼
1.踏みしめる音♪
クッキーが、キノコ?木の実?を捜しながら
林野を歩き回るときの
カサッカサッ
枯葉?を踏みしめる音が良き♪♪
この音は、その後も聞きますが
しっかり踏みしめる音が、生きようとする命の強さ
たくましくさを感じさせてくれて
とても、頼もしい☆
餓死はもちろん、不慮の事故や、理不尽な扱いで
命を落とさないでほしいゾ!(^^)/
2.ルーとの出逢い
ひょんなことで出逢ったのが、ルー☆
これから人生アゲルための、希望や妄想?など語るうちに
当地に、初めてやってきた牝牛に話が及ぶ。
ミルクを入れた、小麦粉の焼き菓子は美味しいョと。
料理人クッキーならではの視点☆(^^)/
ソレを売れば、いい商売になると、乗り気なルー。
牝牛そのものを盗んでくるのではなく
ミルクを絞って頂く(盗む)ことにした二人。
ミルクを入れた小麦粉の揚げ菓子(ドーナツ)に
ハチミツやシナモンも添加して、売ってみたら
バカ売れ!(^^)/
美味しソーですもんね。
貯まったお金は、ルーの提案で、自宅の外の
木のところに、隠しておいた。
堅実に、夢らしきものに近づいていきそうで良き☆(^^)/
3.バレそう…バレた!(>_<)
ミルクだけを頂くーといっても
あたかも、そのへんのコンセントにプラグを差し込んで
勝手に充電=電気を盗むみたいなもん…汗。
何も知らない、牛のオーナーが
ドーナツの美味さに感激して
本国で食べた菓子を、オーダーした。
夜中にミルク泥棒していたときも
見つかりはしないか、ハラハラしたけれど
まさか、“本丸”からオーダーされるとは!(>_<)
しかも、ご自宅に持参……
なんかバレそうで、コワい……(滝汗)
「乳の出が悪い」とこぼしていたオーナーだが
その日は、無事、終了。(^^♪
バレたのは、夜。盗み中。ついに
オーナーの家の者に、見つかってしまった!(>_<)
ルーは、見張りの木から落下しながらも、逃走!
二人は、自宅には戻れないまま
別々になってしまった!
~中略~ 二人は再会できるのか?裏切りはあるのか?
4.冒頭への回帰……orz
そんなこんなで、二人は再会。
よかったよかった☆
食うや食わずで、生き延びることしかない日々を抜け
ミルクのおかげで、美味しいドーナツを売り
夢を買うお金もできた。
どうやら、追手をかわし、あとは逃げ切るだけ。
希望は、もうすぐそこだ。
だが、今は、ちょっと休もう……
二人は、ボロボロの体を横たえた。
二人、仲良く並んで………
そこで、あっ!!と気づいた………………………………………
▽要反転▽
冒頭、カサカサの枯葉の下から
二人分の白骨遺体が、見つかっていたのだが
あああ、彼らは、あのまま亡くなっていたのか…orz
希望と夢に包まれながら
硬い友情に結ばれながら
彼らは、人生をそこで止めていた………orz
ああ、絶望的な虚無感に、襲われソ……?
いや、それが、不思議なのだ。
語り合った夢を叶えられなかったにも関わらず
二人並んだ、その姿には
ふつうでは得難い、温かな幸せ(安心も信頼も)を感じたし
未来が失われた、というよりも
永遠の幸せのような、壊し難い確かなモノを感じたのだ。
▽▽▽
▼▼▼
ルー役のオライオン・リーの声が良き☆
確かな信頼を感じさせる。
きっと、どうにかしてくれる……?
人生はキビしくて、必ずうまくいくとは限らない…orz
でも、それがわかっているから
キレイ事で済まさない人生譚は好き☆
ラストに残された複雑なキモチ………汗?
私は、大好き☆(^^)/
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