作品について https://www.allcinema.net/cinema/389592
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・監督: ヴィム・ヴェンダース
・平山: 役所広司☆ 公衆トイレ清掃員
早朝から、カセットテープをBGMに運転し
現場でトイレ掃除をし、昼にサンドイッチを食べ
帰ったら銭湯に寄り、居酒屋で夕食をとり、夜は読書する。
(たまに、ママのいるスナックに寄ることも)
ときにコインランドリーに行きつつ
昼時に撮った木漏れ日の写真の現像を出すことも、しばしば。
(多少の波風はありますが)
日々、繰り返される、平山の日常を淡々と見せながらも
役所さんの魅力なのか、画面に引き寄せられます!(^^)/
役所さんには、彼の役柄もですが、見ている自分の人生にさえ
なにやら、納得するものを感じられる満足感があります!(^^)/
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
1.清掃のお仕事☆
序盤、平山のテキパキかつ丁寧なお掃除を見ます。(*^^)v
プロだな~☆
(世間には、そんなピカピカのトイレを素行不良に
汚すヤツが…(>_<)トイレはきれいに使いましょ。)
若い後輩は、それほど仕事に身が入ってない・・・( 一一)
“カノ女“には、入れあげているが
カノ女は、平山のほうに惹かれたみたい☆(去り際に、頬にキス!)
一所懸命、仕事に取り組む男性のほうが、魅力ありますもんね☆(^_-)-☆
2.日々の繰り返し?
平山のルーティーンのような毎日を見ていると
自分も、日々、似たようなもんだなと思う……
ソレを、虚しく感じることもあるかもしれない……
(時間に追われると、そんなこと感じる間もないのだが(^^♪)
だが
平山の“日課“を見ていると
銭湯も、居酒屋も、読書も…
喜ばしさと幸福感が満ちているのがわかる。
ああ、この人は、心豊かに生きているんだなあ……
日常とは、ときに、退屈なことかもしれないけれど
ふつうに暮らせることは幸せなことなんだと
私こと、この頃、しみじみ思っておりますョ(*^-^*)
けれど、毎日が同じわけではない……
後輩が、金借りたまま辞めたり(汗)
姪っ子が、転がりこんできたり
好意を寄せていたママの元夫に会ったりーと
スパイシーなこともあって、人生いろいろ☆(^^)/
3.モノクロの記憶は木漏れ日のように揺れ
そんな平山は、今までどんな人生を生きて
“今”、この独身貴族の日々を生きているのかー
ルーティーンな日々の中で、モノクロのシーンが
入り込んでいて、それは
あいまいな記憶のように、揺らいでいるのだが
毎回、違うナニカを見せている。
でも、それが何かがわからない………
ソレが、いつか明かされる期待をもって見ていたのだが
ついに、それが明かされることはなかった……
姪っ子と二人で、「今度は今度!今は今!」と
連呼したシーンがあった。
今は今ー多分、ソレが大事☆
過去には、誰にもなにかしらナニかありますよね……
モノクロの“影“のまま、いまさら、明らかにすることもないのね…
4.カセットテープ♪
本作のBGMが良き♪♪♪\(^o^)/
平山が、移動中の車内でかけるカセットテープの音楽♪
まずは
『The House of the Rising Sun』(朝日のあたる家)
コレを聞きながら、“出勤“するのって、テンション上がる!(^^)/
ほかにも、イイ曲を聞きながらの移動は
気分転換に良い!\(^o^)/
イヤなことがあっても、いい音楽はリフレッシュできる!
心のお掃除できそう!\(^o^)/
(石川さゆりママが、お店で歌うのも
『The House of the Rising Sun』で、念が入ってる(^^♪)
そんなこんなでのエンディングには
『Feeling Good』
↑早朝出勤の平山に、ピッタシ!(*^^)v
モノクロの記憶には、モヤッとしたままだが(汗)
この曲を聞いて、思った。
ああ、改めて、そんなことはどーでもいーことなんだ…
とにかく、今日のこの朝が、
毎日くる朝、それぞれが
平山には、『Feeling Good』 なんだなって……………
『Feeling Good』 この歌の説得力はいいですョ♪
コレで最後を〆るとは!
う~~ん、まさに、Feeling Good!\(^o^)/
▼▼▼
コレが幸せだと
とってつけたようでもなく
押し付けがましくもなく
平山=役所さんの生き様の匂い?を感じながら
期待通り
自分自身にも、なにかを肯定できたような満足感があった☆
手ごたえの逸品☆(^^)/
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