作品について https://www.allcinema.net/cinema/13749

↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

(サイレント 活弁)

 

・ディアンヌ: ジャネット・ゲイナー (第1回アカデミー主演女優賞☆)

・シコ: チャールズ・ファレル    パリの清掃人

 

下水清掃人から、念願の道路清掃人になったシコ。

アパートの7階に住んでいた。(=第七天国)

あるとき、姉に虐げられていた娘(ディアンヌ)を

警官の逮捕から救うため、妻だと偽ったシコは

しばしディアンヌを、住まわせてあげることにしたー

 

不遇のため、無神論者だった男が

不遇な女を助け、同棲するうちに愛が芽生える。

ささやかな幸せが見えたのもつかの間

第一次大戦が勃発し、男は、戦地へ向かうことにーー

 

モノクロの中にも、必死に生きている熱量が

熱く伝わってきた。

特に、終盤の夫婦愛の姿には、涙が出たーー

 

 

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ)

▼▼▼

 

1.上を向いて生きよう♪

 

下水でなく、道路の清掃人を志望し

“上“を向いていたシコは

神父の計らいで、念願かなう。

 

住まいは、天(空)に近い7階で

天国になぞらえるシコ。

 

上昇志向のシコは、姉にやられっ放しの妹にも

応戦・反撃をうながし、妹も強い気持ちを

持てるように。(^^)/

 

“上を向く”シコの有様は、終盤にも現れるーー

 

 

2.恋から愛へ♪♪

 

男と女が、ピンチの出逢いをする。

男のほうは、ソノ気でなく親切心からだが

女は、男と一緒にいないと、生きる術がない…

 

生きるためだから、相手を選んじゃいられない(汗)

ということもあるかもですが、ディアンヌはそうでもなさそ。

自分を助けてくれた、親切な態度が男前!(^^)/

その好感度だけで、惚れるョ……(*^^)v

そして、同棲にあたり

イヤらしくなく、紳士的な態度も!(*^^)v

その節度にも、惚れるのマシマシ…(^_-)-☆

ああ、この人に気に入られて、好かれて

本当に結婚できたらいいな…………

損得でなく、愛の気持ちだったと思う。

ディアンヌの愛らしい感じが、そう伝わる♪

 

そうして、シコも愛の気持ちを伝えたのだが

「シコ、ディアンヌ、天国!」

ぶっきら棒だが、まあ良し。これは、二人の“愛“言葉になる。

 

3.戦争が二人を分かつ

 

苦しいときだけ神頼みをする者もいるが(汗)

不遇が続くと、失意が募り、諦めは

神の存在を見失う……orz

 

神を信じないシコは、それだけ

苦労してきたのだろうと思う…….

 

ようやく、二人は、良き相手にめぐり会え

神に感謝したのもつかの間

戦争で引き裂かれ、恨むことに…orz

 

しかし、シコは、毎日午前11時に、ディアンヌに

“逢いに来る”と誓ってくれた。
コレ、うれしくないですか?(*^-^*)

言葉に出して言ってくれると、心強い☆

それから、毎日11時になると、二人は

(シコ、ディアンヌ、天国)

心を通じ合った☆♪☆♪

 

けれど、シコは失明したあげく

命を落としてしまった………..orz

 

終戦になり、シコの帰りを待つディアンヌには

シコ戦死の知らせが……orz

 

しかし、ココからの急展開が良き☆!!!\(^o^)/

 

終戦の悦びにわく群衆を、かきわけて

倒れるように足早に進む、一人の兵士☆

見えないシコが、手探りでアパートの階段を

上ってきた!!!!!!!!

(戦争のどさくさで、亡くなってはいなかったのね!)

 

ディアンヌと再会したシコ~~~~~~(T_T)

 

このときシコは、体の中に神を感じ

見えない目に、神が見えているというようなことを

言った………………

(『サムソンとデリラ』のサムソンのよう)

 

戦争で引き裂かれ、視力を失った戦禍はあれど

彼には、愛し愛される者がいるー

そして、生きて、愛する者の元へ帰ることができたー

これは、神の恩寵ですよね………

 

不運や不幸は辛い…

けれど、それを嘆くのではなく

残されたささやかな幸せをこそ

感謝し、享受できるほうが、幸せに生きられると思う。

 

抱き合う二人の姿には

私も、喜びと感動の涙が…….(T_T)

二人でいれば、天国ですもんね♪

 

 

▼▼▼

 

予想以上に、心に響いた作品でした☆

夫婦の愛の物語、良き☆(*^^)v

 

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