作品について https://www.allcinema.net/cinema/359053
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
困難を乗り越えた、夫婦の実話だそうです。
1950年代頃。アメリカ:バージニア州では
異人種間の結婚が禁止されていた。
白人男性リチャード・ラビングと黒人女性ミルドレッドは
ワシントンDCで、合法的に結婚したが
(故郷)バージニア州に住んだため、逮捕されてしまったーー
当初は、法を受け入れた対応をした夫婦でしたが
子供の事故のあと、故郷で合法的に暮らせる“戦い“を
していくことにした。
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
異人種が混ざることに、拒否感を抱く価値観があり
法で結婚を禁じるーー
その根底にあるのは、根強い差別。
人と人の壁は、険しい…
リチャードは、黒人の友達と親しくしているが
それでも、黒人の本当の気持ちはわからないだろうと
黒人の友から、壁をつくられたことがあった。
誰かの密告か、夫妻が逮捕されたとき
夫はすぐに釈放されたが
妊婦の妻は、黒人の身内の迎えがくるまで
返してもらえなかった。
二人は、やむなく、州外で暮らすことにしたのだがー
親兄弟と離れても、子供と暮らせるなら
それでもいいか……
そんな感じで子供たちと、数年暮らしたと思うが
そこは、故郷と違った“町なか“で
子供は、道路で遊んでいた。
そして、ある日、子供が交通事故に遭ったことで
ミルドレッドは、本気で
故郷で合法的に暮らせる手立てを考えた。
(子供が軽傷だったのが不幸中の幸い)
自分のことだったら、我慢したとしても
子供のことは別。命に代えても
全力でなんとかしようとする、親の気持ちはよくわかる!(^^)/
ケネディ司法長官に手紙を書いてみたら
取りなしてくれて、人権団体の弁護士を紹介してくれた!
(無償☆(*^-^*))
バージニアの州法を変えるべく、訴えた!
~中略~ 裁判は長い……………( 一一)
そうこうして、誰にでも“結婚する権利“があると
最高裁で判決が出て、異人種間の結婚を禁じることが
憲法違反とされた!(^^)/
国は違うけれど。
今では、普通に享受している“権利“も
ちょっと前、だいぶ前には
当たり前ではなかったことは、少なくないだろう。
夫妻が裁判を起こし、ねばってくれたおかげで
恩恵を受けた人も、少なくないと思う。
それが当然のことーと思っていることを
“権利“として主張しないと、叶わないのはしんどい…
しかし、“当然”の価値観も
時代により、地域により、人により異なるものだから
“権利”や“法“という視点で、いちいち整備されないと
今も人知れず、なにか、我慢を強いられている人には
しんどいことだと思う……(一般論としても)
▼▼▼
1組の夫婦の愛の物語でありますが
法を変え、その後の歴史を変えたのは
貴重な事実☆
語り継がれるべき作品かと。(^^)/
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