作品について https://cinema.pia.co.jp/title/9260/
https://www.allcinema.net/cinema/134779
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・松五郎: 阪東妻三郎
三船敏郎さん版を見たので、阪妻さんのも。
本作は検閲でカットされた部分があるので
三船さんでリメイクしたそう。
“無いシーン“は残念ですが、阪妻さんの
温かいイイ男っぷりに、魅了されます☆
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
松五郎は、子供の頃は、まま母に辛くあたられ
やっとの思いで
遠くの父の仕事場までたどりついて
父を見たときに泣きだしてしまったとき以来
泣いてはいないと言うー
かわいがっている、吉岡のぼんぼんが
泣き虫を卒業するように、励ましたとき
松五郎が語った話だ。
男一匹、車夫として生きてきた松五郎は
それなりに、楽しみを見つけて生きてきたのだろうが
吉岡将校一家と出逢ってから、運命が変わった。
懇意にしてくれた将校が急死したあとも
未亡人とぼんぼんの“男手“となっていった。
ぼんぼんには、父親の手本のような存在か。
にこやかで、ドンと来い!な風情の阪妻さんには
懐の広さ・深さを感じる。
運動会には、ぼんぼんのために
がんばって一等賞を取った。
子供の頃の不幸を思うと
松五郎には、吉岡母子と関わって生きるのは
生き甲斐と幸せのように思える。
しかし、そこに男女の感情があってはいけない……
のですが、本作は、ソコがカットされている……
「未亡人に似た女性のポスター」の件も、さくっと終わる。
アノ切ない告白(っぽい名シーン)が、無い!(>_<)
↑ソコがないのは、あんこの無いあんぱんみたいな…orz
ココ1番は、お祭りの太鼓のシーン。
親元を離れたボンボンが、学校の先生を連れてきた。
小倉祇園太鼓を聞きたい先生のために
松五郎は、打ち手と交代し、太鼓を打ち鳴らした!!!
(祭りの打ち手は、“蛙打ち”をしていたので)
↑実際の祇園太鼓とは異なるらしいですが
絵的には盛り上がって、可であります!(^^)/
そうして、人力車の車輪が、時を駆け抜けるように映り
やがてゆっくりと、そうして、止まった……
死後、松五郎は、吉岡家からのご祝儀は手つけずで
さらに、ぼんぼんのために
貯金をしていたこともわかった。
吉岡家を心の家族に思っていたのだろうな……
カットされたシーンのためか
切ない男の想いよりも、松五郎の温かい気持ちが
残ったように思えます。(^^)/
▼▼▼
阪妻さんの作品を初めて見ました!
リメイクでも、三船さんとは違った味わいと余韻
よかったです!(^^)/
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