作品について http://cinema.pia.co.jp/title/182530/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・アキ: 新田真剣佑☆ ←バンドマン(1年前に事故死)
・颯太: 北村匠海☆ ←大学生(カセットテープを拾う)
バンドマン:アキが、音楽を録音をしたカセットテープを
たまたま拾った颯太。
テープが再生される30分間
アキは、颯太の体を借ることができた。
アキの姿は、颯太にしか見えず
アキは、颯太の部屋に“居候”する――
体を借りられることがわかったアキが、嬉々とする反面
困惑する颯太のやりとりなど
コミカルなムードで、入り込む♪
印象的だったのは、話が進むにつれ
とにかく “アキと颯太の存在“☆
アキ=新田さんは、バンドスターのオーラがキラキラ☆
ソレだけに、悲しいときは、悲しみもひとしお…..
そしてそして、颯太☆!
彼は、ただ、地味な人なんじゃなかった……
彼が秘めているものの影の濃さよ……
尚且つ
アキが乗り移ったときの、颯太の変わり身!☆(*^^)v
いつまでも、体を借りられるわけでなく
最後に、アキがとった行動(言葉)が
すごく良かった!切なくて涙出そうだったけど
それで良し!と思った☆
▼~▼内容にふれて.雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
そもそも、若いアキが事故死するー
というのが、辛いです…orz
アキの恋人カナは、バンドをやめてからは
忙しくして、気を紛らわせている。
遺された人の気持ちは、複雑で
忘れようと思って、忘れられるわけでないし
忘れてはいけないし、忘れたくないし
でも
前に進まなきゃーと思うことは
どうしたら、よいのだろう………………
アイテムの“カセットテープ“がイイ☆
アキが、“上書き”して使っていたと言う。
それは、アキの“記憶・思い出“の象徴になっていた。
だから、再生している間
アキは(体を借りながら)存在し、他の人と
語ることができる。
(体を借りるーというのは、コメディにもなり得るので
展開的にも面白い(^^♪)
しかし、体を借りるというのは、ナンですョ。(汗)
アキは、恋人カナと逢って話しても
カナは、颯太に逢っていると思っているもの……
(初対面で慣れ慣れしいと、変態に思われる…orz)
一方、颯太には
体を借りたアキが、カナと逢っているとき
二人の思い出のような幻が、見えていた。
アキが、体を借りてでも逢いたい人―というのが
切なく伝わってくる……
アキ亡き後、バンドは休止状態だったが
颯太(の体を巻き込んで、バンド再開へと向かっていく。
母を亡くした過去のある颯太の
静かな雰囲気の理由も、明らかになりつつ
ギターに、歌に、ピアノに…と
音楽に関わっていく颯太。
音楽は、言葉以上に、心を通わせるーと言いますが
颯太が、カナと、二人でピアノを弾くシーンもイイ♪
それを遠くから、アキが見ているという状況も……
忘れる忘れないーという話に戻りますが
このカセットテープは、再生すると
“上書き”されていくことがわかる。
上書きされて白くなったテープの時間は、体を借りられない。
颯太は、“アキの記憶・思い出“を消したくないと
テープの再生を、渋りはじめた。
↑ココ、痛しかゆしです……orz
残酷なようですが
アキは、恋人にもバンドメンバーにも、見えず
テープ再生して、颯太になるしか、“存在“や”行動”を示せなかった。
そのために、過去のことが消えてしまったとしても
バンド再開(してフェス参加)という未来が開かれるなら
それは、必要な手段だった言える。
何かを遺しておくーということも大切だが
やはり、前に進まないとダメなんだな…
(自分も諭された気持ちです)
念願のフェス参加のとき
颯太の体を借りた、アキの言ったことが、イイ☆
▽要反転 (個人的にネタだと思うので)
アキは、ココゾというこのときに
「実は、颯太の体を借りて、行動していました!」
――とネタバラシをするのかと、思っていました。
(恋人カナに、過度な密着もした…(^^♪)
でも、アキは、言わなかった。
颯太を、(当初から、メンバーに疑われていた)
熱烈なアキのファンのままとして……
↑本当のコト、本当の気持ちを伝え(られ)ないのは
辛いことだと思う……
アキは、自分のいない
颯太のいる、新しいバンドの未来の発展を、願ったんだね…………….
▽▽▽
▼▼▼
上書きされて、音は聞こえなくても
テープには、以前の音は残っているーという言葉には
救われる。
大切なものは、簡単には、消えないんだね……(しみじみ)
心に残すべきものは、残しつつ
前には、しっかり進もう!
切なくも、励まされた作品です。
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