作品について http://cinema.pia.co.jp/title/181589/

↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

 

・次男: 佐藤健☆

・母: 田中裕子☆

 

予告編で、聞いた「どっからやり直せばいいのか」が

心に刺さって、気になっていました。

 

子供を守るため、DV夫を轢き殺し、刑に服した母が

約束通り、15年後に、家に帰ってきた。

子供たちは、“殺人犯“の母が、帰ったことで困惑する――

 

DVから解放されたことには、ホッとしても

起こった“事件“は、消えないもので

時間が、解決していくとは限らず

時間のシワが、色濃くなっていくことも……?

 

▼~▼ネタバレして雑談です。

▼▼▼

 

一番悪いのは、DV夫(父)です!

ソイツが、暴れるもんだから(汗)

母は、子供から、不安材料を取り除いたんです……

 

とはいえ、どんな理由があっても

殺人は犯罪なので、子供たちは

“殺人犯の子供“ということで

肩身の狭い思いを、してきたらしい。

 

世間の人は、“一面”しか見ていないし

“一面”だけで、すべてを判断するから…orz

 

それでも、成人した子供たちは

それなりに生計を立てて、やっていたのは

良かったと思う。

(夢には、挫折したかもしれないが)

 

しかし、次男は、強い“こだわり”を、引きずっていた。

 

母からもらった録音機に、録音していた

犯行直後の母の言葉を、ずっと背負っていた。

 

そのときの母は、自分の行動に“誇り“を持っていた。

殺人の正当性ではなくて

子供たちの安全を守り、将来を守ったと信じていた。

 

母の言葉がイイ。

「自分のしたことを疑ったら、子供たちが迷子になる」

そうだと思う。

自分の信念が揺らいだら、それを信じていた人も

心の芯を失ってしまう……

 

次男も、母の“事件“で、DVから解放されたのは

否めないのに

事件後の世間の仕打ちのひどさに

それなら、DVを耐えるほうがましだったとさえ、思っていた。

後だしジャンケンは、ナンとでも言えソ……( 一一)

悪いのは、世間の反応なのに。母を恨むナ!(>_<)

 

こともあろうに、記者の次男は

“事件”を蒸し返し、母を貶める記事を書いた。

そのため、実家のタクシー会社は、嫌がらせされる!(>_<)

 

世間も、かなり悪いと思う……

ワルモノと認められた人には

ナニをしてもいいと、思ってる……( 一一)

何様なん????

 “正義“のつもりか知らんけど、イジメでしょ?

(でも、ソレが現実だったりするから…(T_T))

 

~中略~

 

家族のトラブルに“色“を添えたのは、佐々木蔵之介さん♪

タクシー会社に、中途採用されたドライバー。

(まじめな人柄で一発採用)

 

けれど、人生いろいろ。

蔵之介さんも、ワケありで

ブツがらみの仕事に関わったついでに

離婚・別居中の息子も、ヤクに、関わっていたことが発覚!

そこから

真面目に生き直していたはずの、蔵之介さんが壊れた!

 

子供たちとのミゾを、思い知らされた母を

彼は、泥酔状態の運転で、タクシーで連れ回し

挙句、海にダイブしようという寸法!(>_<)

ヤケはダメだ!ヤケは!(>_<)

 

母の危機に、次男の運転で、子供たちが

母の乗った車を追う、カーチェイス!!

母の“事件“は、自分たちの人生に、影を落としたかもしれないが

やはり、母は母だから!

 

母がしたことを、後だしジャンケンで

不満に思うのは、自分の弱さかもしれないョ……

 

いや、この件に関しては

母は、正当性も、立派さも、強さも、匂わせてはいなかった…

イイ悪いでなく、ただ、子供を守りたかっただけ。

その方法は、(世間的には)正しくなくても

母には、それが、真実の愛だった!―と言うよ、私は。

 

だから

佐藤健=次男が、蔵之介さんに、飛び蹴りしたときは

あまりにも、ジャストミートだったし

母の想いに応えた“一蹴“として

ナイス!とガッツポーズしたョ…….

 

どんな悲劇も、幸せも

他人には、関係なく過ぎていく――

ほんの「ひとよ」のこと。

 

子供たちも知らない、母の闇夜があって

母にも知らない闇夜が、子供たちにもあった……

歳月の中に潜む、人の想いの深さをかみしめると

それだけで、目頭が熱くなってしまう……

みんな、人知れず、いろいろ、大変だもんね………………….

 

▼▼▼

 

最後に、母子4人で写真に写るのがイイ☆

照れてもいい。

嫌々でもいい。(^^♪

その“一瞬“に、ずっと失われていたものが

ギュッと、詰まった気がする。

 

 

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