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↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
 
コーヒーショップの“ある席“に座ると
希望する時間にワープできるーと言う。
但し、逢えるのは、来店したことのある人だけ。
そして、コーヒーが冷めるまでの間だけ。
さもないと、戻れなくなると――
 
既成事実は、変えられなくても
逢って、伝えたいことがある相手がいる――
逢って、確かめたいことがある――
 
死者でなくて、生きている人なら
直接、話したらよさそうですが (^^♪
“あのタイミング”で、話したかったことがある―― 
ということも、ありますね…….
誰にでも1つはありそうな、“後悔“のツボを、つついてくる作品です。

 
▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼
 
1.  恋人のこと    
 
コレは、若気の至りには、ありそう…(^^♪
素直に、想いを伝えるだけなのに
ためらいや、変なプライドが邪魔してしまうの…orz
気づいたら、“手遅れ“のままになることが多そうですが
本作では、やり直せます。
事実は変わらなくても、未来が変わってくれる。
現実には、いつでも、“やり直し“と思って
覚悟を決めて、臨むべし!(^_-)-☆
 
2.  夫婦のこと
今、認知症の自分を介護してくれている人を
夫と思っていない妻は、過去に戻って
夫に手紙を渡したい、と思っていた。
 
あるとき、夫が、過去に戻り
夫だとわかっていた頃の妻と、逢ってみた。
妻は、将来、病気が進んだときのことを
とてもとても、心配していた。
それは、夫を愛し、案ずる想い。
 
夫は、“今の状態“を隠し、”将来”にも、
妻が心配することは、何もないと言い切る。
「大丈夫、大丈夫」
安心する妻の顔を、笑顔で見つめる夫―――
 
↑私、ココで、涙いっぱいです……
“今”の妻は、自分(夫)のことを、忘れているが
自分を愛し、思いやってくれた過去の妻と、つながっている――
別人ではない!
「大丈夫」と言う言葉は、根拠なく言うことはあります。
けれど、真実という残酷で包みたくない、優しさなんです。
ウソでも、無責任でもない……
 
夫は、“今”の妻を驚かせまいと、他人として接していたが
戻ったあと、改めて、彼女の“夫”でいようと決意する。
 
3.姉妹のこと
 
実家を家出した姉に逢えるかと、度々、来店した妹。
しかし、姉は、逃げ回っていて
逢えずじまいのまま、妹は、事故死してしまう……
 
姉は、飄々と振舞いながら、
哀しみを、押し殺す…(吉田羊さんのイイ味!)
そして、過去に戻って、妹に逢ってみる。
 
切ないのは、事実を覆せないのはわかっていても
妹が、事故に遭わないように、
必死で説く、姉の姿。笑って取り合わない妹……
↑ココも、涙いっぱいです…….
妹には、生きていてほしかった!その想いが、切々と……
 
4.  親子のこと
 
実は、“ソノ席“は、占拠している女性がいました。
ショップのマスターの従妹:カズの母親でした。
(彼女がトイレに立ったときに、他の人が座ってワープ)
 
母は、カズが子供の頃、亡き父に逢いに行ったまま
戻らなかったと言う。
(コーヒーが冷める前に飲み干さなかった)
そのコーヒーを淹れたのは、幼かったカズ。
(代々、店の女が淹れないとダメらしい)
なぜ戻らなかったか、知りたい。
なぜ、自分が置き去りになったか、知りたい…
 
▽ネタバレ!(要反転)
カズが産んだ娘が、未来で、コーヒーを淹れてくれて
母が戻れなかったときに、ワープできたカズ。  ←壮大な計画☆
母は、父に逢っていたからでなく
病気で、余命わずかなときに、未来のカズに逢っていた。
子供のカズは、母と別れ難く、母は、永遠に、そこにとどまってしまった…
 
子供が、「ママ~」と泣きじゃくって、別れを惜しんだら
ママは、後ろ髪が、全部抜けるほど、引っ張られますョ……
過去でも、未来でもない
今、ココで泣いているわが子を、置いていけるわけがないョ……
(↑ココも、涙いっぱい…)
 
カズは、母に置いていかれて、“今“に至ってしまったと
淋しく思っていたけれど、そうじゃなかった!!!!!
幽霊のような存在であっても
過去も未来も、ずっとずっと、娘を見守りたいと
これ以上の親心が、あるかな……………
 
母を戻すことは、できなかったけれど
母の愛情を確認できたのは、本当によかった!
▼▼▼
 
過去を、変えることができなくても
未来は、「お客様しだい」です。(^^)/
 
事実は、変わらなくても
納得が、得られれば、
自分の、心の持ちようが、変われる。
明日を、未来を、いい日にできそうです。(*^-^*)
 
 
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