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↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
 
監督:三池崇史
 
万次:木村拓哉
天津影久:福士蒼汰 ←仇!
尸良(しら):市原隼人 ←敵!
 
不死身の侍:万次は、
親の仇討ちを、心に誓う娘の用心棒となります。
 
アニメの実写化ですが
三池監督の“エンタメ世界観”に期待して、鑑賞しました☆
 
不死身の男への期待は
斬られても斬られても、とにかく死なないこと。
(手首は何度も何度も!切れてはつながる←エグイ)

テキを斬って斬って、斬りまくる“殺陣”に
ウワッと思いながらも、
鬱憤を晴らすというか……
作品の醍醐味というか……(^^♪
 
 
▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼
 
誤って、真っ当な役人を斬り殺した過去を持つ万次。
瀕死のそのとき、現れた老婆から、不死の“虫”を注入される。
 
それは、救済でもあり
死ぬことを許されない
永遠の贖罪のようでもありました。
 
(万次が命果てても、残された役人の妻は、気がふれて
路頭に迷うだけなので、妹として面倒を看ることになるが
その“妹“も、殺される)
 
永遠の命への憧れは、若い時にはありましたが
絶対死なないことも
“無限”地獄かもしれません……
 
万次は、死ななくても、痛みは同じにあるので
虫が治すまでに悶絶する。
それこそが、生きる痛みのよう。
 
けれど、万次の場合、今、自分の生きる目的が
生存本能だけでなく、自分が生きていなければ
娘を守れないから、という使命があるのが良い。
 
究極、人は、本能と当時に
誰かのために、生きる自分を生かしているのか……
 
娘が旅をするのも、親の仇を探すためで
そのための人生のようにもなっている。
 
一方、仇と思っていた天津は、
娘の曽祖父を仇と思っていたことを、娘は知る。
人の善悪は、あざなえる縄のごとしか……
 
天津=福士さんは、悪役でも“わけあり”ということで
イケメンぶりが、生かされたよう…
 
などと、情にほだされて、討ち損じてしまうと(汗)
やられてしまいそ!(>_<)
最後まで、油断禁物!
 
新選組のような福士さんの衣装も
血まみれに……orz
 
血まみれと言えば、
斬って斬って、斬りすぎて…
血糊で、足元がヌルっとすべるシーンですよ!
生生しさが、エグすぎる!(いい意味で)
 
万次と、対峙する人たちの中で
尺良こと市原隼人さんも、外せません。
 
万次とも天津とも、敵対します。
市原さんのチンピラ的な凄み☆好き(^^♪
 
役柄も、彼は、武士ではなかったような……
(刃物を振り回すけど)
最期も、武士の終わり方ではないような…
(滝川に転落…)
 

▼▼▼
 
死なない(死ねない)主人公は
哲学的な訳ありを醸しつつも
安心して、見ていられます。
 
終盤、“虫“の力が弱まって
虫の息になりそうな万次ですが
それもある意味、人間らしい。
 
斬って!斬って!の壮絶な虚無のあとに
ふっと笑えるエンディングも、良かった(^_-)-☆
 
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