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《犯罪対策チーム》
薪:生田斗真
青木:岡田将生
鈴木:松坂桃李
《犯罪者》
貝沼:吉川晃司
絹子:織田梨沙
犯罪者の死後の脳を見て、真相を知ろうとする――
予告編から、楽しみにしていましたが
個人的には、ビミョーな感じになってしまいました……orz
▼~▼ 以下、内容にふれて個人の感想です。
▼▼▼
1.脳の記憶
被害者の脳映像を見れば、一目瞭然に犯人がわかる!?
かと思いきや、脳はフクザツで繊細。
見たものを見たまま、“記憶“しているとは限らないんです……
ビデオカメラと違う。
恐怖や憎しみ、あるいは、焼き付けておきたい悦びや願望で
見たものを、置き換えて“記憶“することもある。
(なので、参考になっても、証拠に使えないというの…orz)
証拠固め・捜査は、警察の仕事。
大森南朋さんのやさぐれ感ある、迫力の刑事は、良かった!
2.絹子のこと
絹子=織田ちゃん!イイ意味でやばかった!^^;
キャピキャピの可愛さでなく(汗)
蜘蛛のごとき恐ろしさで
男たちを、からめとる……(汗)
絹子が、男を漁る見苦しさもですが
父の視線を意識するイヤラシサ
絹子を観る父の、更なるエゲツナサ……(―_―)!!
絹子と父には、親子以上の特別な感情があるらしく
絹子の身代わりで、死刑になる父。
その父の遺志があるから、死ぬつもりはないと言い切る、
絹子のふてぶてしさ…
絹子の猟奇に、“愛”の入る隙間はないのだけれど
歪んだ愛?を漂わせるのは、あとにつながりソ。
3.BLと言ってしまおうゾ!
愛や恋と言うものは、“秘め事“でありまして
明け透けにするものではないのですが
この人物たちのイケメンぶりには、意味あるでショ!
脳を見て犯人捜し――がメインのようですが
脳を見て、個人感情(秘め事)を知る“罪“を
魅力としたいですよね……(汗)
鈴木の最後の脳内映像は
恋人ではなく、“親友“薪との姿。
それは思い出ではなく、鈴木の願望――
(それはあくまでも、友情として)
イケメンたちの男の友情もいいですが
私は、もっと欲しかった……orz
青木を思い切って、松坂桃李さんの二役にしたほうが
関わる薪の心情を、よく反映できたかも…とも思う。
殺人鬼:貝沼ですら、美形の吉川さんです!
貝沼が、薪から施しを受けたときに感じた、“薪への感情“が
“善意”と“悪意”であざなわれた果ての、連続殺人であるなら
もっと強烈な、BL的インパクトがあっても良かったのかな……
(BLは、ドギツイいやらしさなく、ほのかに
かつ、トキめく描写に期待するので、むずかしいとは思いつつ…)
▼▼▼
ラストシーンは、ワンちゃんの見たこの世界。
温かく、幸せに満たされていました。
飼い主の少年に、可愛がってもらってたんだね…