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あらすじ・配役はこちらを参照ください。


東京で、バンドしていた息子(永吉)が
妊娠した恋人を連れて、7年ぶりに帰郷する。
ほどなく、父が末期がんとわかり、永吉はどうする――?


モヒカン息子に、永吉と名づけた父親の
“永ちゃんラブ“が、気になっていました。
“永ちゃんラブ“が、感動のいいスパイスになっています。
 
 
▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。
 
▼▼▼
 
 
1.アイ・ラヴ・ユー、OK♪
 

父親が指導する、中学・吹奏楽部が演奏するのが
「アイ・ラヴ・ユー、OK」
中学でYAZAWAは渋いーと言うけれど
イイじゃないですかぁ~♪
 

「アイ・ラヴ・ユー、OK」は、曲がいいだけでなく
永ちゃんにもファンにも、特別な曲ですよね。
永ちゃんのソロデビューの曲だし
それまでに温めていた(出せなかった)想いもあったはず。
 

永ちゃんラブの父親の、家族、特にモヒカン永吉への想いが
この曲に込められながら、全編に、染み渡っていたと思います。
 
 
2.「ビッグになって帰ってこい!」
 
 
ビッグになると言って、ビッグになった永ちゃん……
 

永ちゃんラブの父も、「ビッグになれ!」と、モヒカン息子に言う。
けれど
そのときの父は、モヒカンを、中学生と錯覚した状態だった。
 

今となっては、バンド生活も、きびしくなっているけれど
その当時、父は、息子を(たぶん自分の夢も乗せてか)
応援してくれていたとわかる。
それだけでも、うれしいじゃないか……
 

なのに
その期待に応えられていない現実は、情けないかもしれない……
モヒカンの目に、光るものを見たとき
グッと来るものが、あります…………
 
 
3.父の希望
 

死期の近い父のために、何かしようとするモヒカン。
 

松田龍平さんは、飄々として、つかみどころのないのが
絶妙なんですが、いざ、何かするときも
力みすぎないのが、可笑しくていい。
 
 
父が、美味かったピザが食べたいと言うが
ソーセージの乗ったことしかわからず
本土から島へ、ソーセージの乗ったピザ全種類を
三軒のピザ屋から、注文するのがいい。
(日を分ければいいのに、同じ日に注文)
 

島への配達はしない、というピザ屋に
モヒカンは、父の事情を言い張って、配達させる。
ところ狭しと、各種そろったピザは
モヒカンの親孝行の象徴だ。
 
 
そして、「えーちゃんにあいたい」と書いた父のために
本人登場!?―――とは行かないので
モヒカン永吉が、フリをする。
 

ちょっとムリがあるだろーと思うけれど
そこには、ハートがあればいいわけよ。
永ちゃんに逢えた♪と思い込む父の喜びようにも
じ~~んと、しますね。
 
 
そんなこんなで、モヒカン息子の結婚式は
モヒカン夫婦のため、というより
父に見せるため、病院で挙式する。
 
 
そして、「アイ・ラヴ・ユー、OK」ムードで、終わらせればいいのに
父のストレッチャーが、皆を振り切って、暴走!
♪断末魔ァ~!の爆音!
あれでよかったの……?orz(滝汗)
 
 
▼▼▼
 
 
父の想いを抱いて、モヒカンも
これからいよいよ、父になるんだね……というラストシーン。
 
 
子どものためにも、ビッグにならないとね!
というより、
「働けー!」という、オフクロさんの愛のムチも
現実的でイイ☆