イメージ 1
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/165419/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


主演:生田斗真 ←コレで鑑賞^^;
原作:伊坂幸太郎


暴走車で、フィアンセを轢き殺された鈴木は
それが、フロイライン社の陰謀と知り、仇を討つため
フロイライン社で、働くことにする――

仇を討つことしか考えていなかった、という鈴木が
正体がばれて、ボコボコにされた予告編。
鈴木の仇討はどうなるのか―も気がかりですが
これは、伊坂作品。
いきつくところは、そこじゃない。イイ意味で、予想外。
悲劇の中にも、期待通りの☆伊坂の光☆があるのがうれしい。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼ 


1.渋谷の人込みゴミ……


東京の都心は、人が多すぎる――と言われますが
ハロウィンのこの日も、人、多すぎ!!(>_<)
(地元より地方からの人のほうが多いとも……)


グラスホッパーはバッタ。
バッタは、過密集団でいると、黒くなると言う。
人間も、込みゴミしたところで、揉まれているうちに
抜け目ない、泳ぎ上手に垢抜けしながら、
ダークに、黒ずんで染まってしまうのかも…orz
(都会はコワイワ……)


2.メス蟷螂のような菜々緒さん^^;


都会で群れるのが、バッタなら
今回の菜々緒さんは、イイ意味で、雌カマキリでしょうか^^;


菜々緒さんの悪女っぷりは、
TVドラマ『サイレーン』でも、ツボですが
ここでも、雌カマキリぶりを、如何なく発揮☆


細見でも長身なので、華奢というより、女丈夫と言う感じで
バトルも力強くて、コワイ(汗)^^;
………生田さんも食われるかと思った……(>_<)


3.☆タイムカプセル☆  ~ネタバレか!


鈴木のフィアンセが、生前、作り置きしたおかずをタッパーに入れて
冷凍保存したとき、あたかも、タイムカプセルのようだと言うのが、ミソ☆


その場だけで終わらせたくない、大切なものを、
未来まで残しておきたいという、人の気持ちは、優しさです。


逆に、
御しがたい怒りを、今の瞬間にぶつけて、一瞬で燃え尽きる――
ここで登場する“殺し屋“には、それぞれの事情は違っても
そんな、激しい刹那を感じてしまう……


そして、囚われた鈴木がピンチのとき、
なんやかやあったのち、社長は、〇〇に殺され
鈴木の立場は、宙に浮いた?--と思いきや!


フィアンセを轢き殺した黒幕(社長の息子)を、突き飛ばして
車で轢死させた“押し屋”と一味が、クローズアップされてくる。


アノ日、フィアンセが、暴走車から守った子供が
押し屋の一味に伴われて、鈴木に、逢いに来るのがイイ☆
鈴木は、その子を、フィアンセからのタイムカプセルとして
抱きしめ、号泣する。


もし、鈴木が、初心のとおり、社長を殺していたなら
それも本懐だと思うけれど
罪の穢れは、免れまい……orz
仇討ちを逃した鈴木が、宙に浮いた?と思ったけれど
彼のゴールはそこではなかった。
ただ、フィアンセを思い慕っていた汚れない手で、
フィアンセが守った命を、今、抱きしめていること………………


殺し屋たちの、虚しい殺し合いも、踏まえながら
~~一寸の虫にも五分の魂~~
大切にすべきものが、残されていることに、安堵するのだ………………


▼▼▼ 


バッタもんのうごめきの中
復讐劇を敷きながらも
タイムカプセルという希望があって良かった☆