↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
北海道・空知――
広大なぶどう畑は、ピノ・ノワール
ワインづくりをする兄アオ(青)と、小麦栽培する弟ロク(緑)。
ある日、隣接地に、キャンピングカーでやってきた女性エリカは、
なぜか、穴を掘り始める――
広大なぶどう畑や、風にそよぐ小麦畑にたたずむ染谷将太さんの姿に
大きな絵画の中に、入り込んだような気分でした。
何やら、ワケありのアオが、美味しいワインを作ったよ――と言う話だと思いましたが
ワインのことよりも、アオが、ワケアリから“醸成“していく――という話のようでした。
この、ワケアリ具合が、大泉洋さんの冴えない部分に(失礼!(>_<))合っているのですが
大泉さんの魅力は、そんなワケアリで暗いことがあっても
“抜けた“(?)雰囲気も併せ持っているので、深刻に落ちこまないこと。
作品の印象は、“濃厚で芳醇”な味わいというよりは(汗)
メルヘンチックに軽やか(ライトボディと言うべきか)ですが
こういう作りも個性なのかも……^^;
▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼
1.でっかい道な畑\(^o^)/
出戻ったアオが、始めたのは、実家の小麦栽培でなく
ワイン用のブドウ作り。
父が植えたブドウが、栽培のきっかけらしいのですが(すみません曖昧です)
父とは確執を残したまま、死別したらしい。
――小麦を継がず、ブドウにチャレンジ――
それが、アオの父に対する想いの形?だったのかもれませんが……
広い畑は、(栽培は大変でしょうが)、見る分には清々しくて
成長や収穫が潜んだ、エネルギーを感じるのが嬉しい。(生き物は大変ですけどね)
一本道の遠~~くから、車や人がやってくる光景には、メルヘンチックな匂いも…^^;
2.それぞれの涙
“ぶどうの涙“はワインのことでなくて、雪解けのあと、木から落ちるしずく(?)でした。
そんなふうに、ポツンッと落ちるのが、雨だったり、涙だったりします。
ネガティブな涙は――
アオには、父とのトラブルや、音楽家としての道を断たれたこと――
ロクには、ロクで、アオに隠していた事があって
エリカには、穴を掘らなければ収まらない理由があった――
エリカは、ワイン作りに煮詰まっていたアオに
変化をもたらす要素ですが、要素であっても、辛いこと抱えていたのね…orz
3、ロクと鍵
そして、この弟ロクが、染谷将太さんである意味があったんだナ……
兄が帰るまで、ひとりで父の小麦畑を守ってきたのだって
腹にイチモツ抱えながらのこと……(→ アオのトロフィーを捨てたのは父でなく自分(>_<))
そんな“人間だもの”的な“イチモツ”を抱える、奥行きのあるキャらが
染谷さんの魅力です♪
ロクは、アオに、鍵を渡しました。
その鍵は、アオの中でも、くすぶっていた過去の扉を開けたと思います。
それを機に、ワインも美味しくなってくれるのか!?
いや、そんなにうまくはいかないか?^^;
「置いときゃ美味しくなるんじゃないの」 byエリカ
醸成には、時間が必要ですよね、時間が……
3.合奏やらリりィさんやら^^;
作品が、美味しいワインをつくるゾォ!!というほど、そこに力が入っているのではなく
アオたち、人間のほうの“醸成“を見せたいんだナ――と思いつつ
苦労の苦みより、軽やかに甘くしているのが、合奏♪
(ぶどうがよく育つよ♪と)
お巡りさん、郵便屋さん(←ファンタジーな感じ)とエリカ、ロク
そして、りりィさんでの合奏♪
りりィさん♪がいると、ファンタジーの魔法がかかる気がします^^;(魔女?^^;)
で、このりりィさんは、ギターパートの出演だけでなく
ラストシーンには、フェイント?までする^^;(アオの結婚式!?と思わせて^^;)
▼▼▼
“ワイン作り“と聞いて、観たくなりました。
果たして、美味しいワインは出来たのかどうか……は、さておき^^;
急病・挫折・転機・確執・農業・ワイン作り……etc.
いずれも、軽いものではありませんが
さらっと、♪♪♪~♪~~とやり過ごすのも、悪くないかも…^^;
涙する人間の醸成――ライトボディな感じで(^_-)-☆
<a href="https://www.blogmura.com/point/01207301.html"><img src="