↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
ブッダ1の続編です。
シャカ族の王子シッダールタが、国を捨て、苦行し、悟りを啓くところまでが、今作。
↑あらすじは簡単ですが^^;
シッダールタ以外の人のエピソードにも、メッセージが、こめられていて
そこに、自分の気もちを乗っけてみると、よいかもしれません。
▼~▼内容にふれながら、雑感です。
▼▼▼
1、人間も誰かのごはん?
冒頭は、食う食われる・弱肉強食・食物連鎖……のシーンでした。
コンビニ弁当のメニューをめぐって、
「動物は人間の食べ物ではない」という意見もあったと思いますが
「人間も誰か(動物?微生物?)の食べ物」という位置づけにある、と思わせつつ
一方で
ただ、“食う食われる“だけでない、自然の営みの中に、人の命はあるーー
という、スタンスが、心強かったと思います。
食べられるために生きているーーかのような生物もいると思いますが(汗)
人は、苦悩して、死にゆく運命なのかもしれないけれど
自分の存在が、誰かのためになっていることが必ずある!
……そう言ってもらうと、嬉しいですよ(*^_^*)
時に、残酷なまでに、崇高に(←未来がわかるボクちゃんがスゴイことに!(>_<))
時に、哀しいけれど、温かさに包まれる……(←大男さん)
人間は誰かの“ごはん“?と言いましたが^^;
人間は誰かの(心の)”糧“と、言いたいところです。
2、ルリ王子の心底
シャカ族の奴隷を母に持つ、隣国の王子ルリは
母を奴隷として蔑み、ひどい仕打ちを、しています。
(真木よう子さんの声が、少年の冷酷さと隠された弱さにピッタリ☆)
なんてヒドイ奴なんだ!と怒りつつ
王子の母を、自分の母親のように助けてくれる、大男さんの優しさに救われる……
……と思っていると、“苦しみ“について、上っ面だけ見てちゃダメだよと
シッダールタに、諭されます。
母不幸のルリ王子なのですが、人の本心は、他人には、わかりかねることですね……
(映画だからわからせてくれますが…^^;)
シッダールタは、大男さんの、優しさと哀しみをいたわりつつ
自分だけが世界一哀しい人間と思わずに、人知れぬ哀しみにも、目を向けよと言います。
(ルリ王子の本心を観たとき、涙ぐんでしまった……)
……これは、大事ですね。
自分が辛いときは、他の人のことどころでは、なくなってしまいがちですよね……
辛いと、余裕がなくなりますからね…
一方、復讐や憎悪など、マイナス思考いっぱいのルリ王子と、対峙したシッダールタは
別の意味で、「哀れな人だ……」と言ってやります……(―_―)!!
3、苦行は何のため?
悟りを啓くための苦行を、ほかの修行僧と行う、シッダールタ。
相当、キビしくて、周辺には、白骨も、転がってます……
前作で、自分のために、失明した娘が、瀕死と知り
看病のために訪れる、シッダールタ。
膿を吸い出すなどして、介抱しますが
そんなシッダールタを、修行僧たちは、苦行を怠っている、と非難します。
ふと、苦行は何のため??と思うのです。
己の悟りのため、なのですが、それは、修行僧の個人的?なことのような……
シッダールタは、悟ることで、人を救いたいと思っている……
人を救う、とい行為は、瀕死の娘を看病することは、
“個人的”な枠を越えた善行、と思うのですけどね……
むやみな苦行で死んでしまうより、迷いがあっても、生きて、人のために何かするほうが
よほど、修行的な生き方ではないかな~と思えたり……(*^_^*)
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次の第3話に続く、途中経過、と言う感じではありますが
そこまでしなくても!!(>_<)と思われる、
ボクちゃんの生き様も、“生きる意味“を、シンボリックに、突き付けていたようです。
娯楽的に、さらっと見て、楽しむつもりが(失礼!^^;)
ちょっと、涙ぐんでしまったし……
なるほど、と思うところは、あるんじゃないでしょうか☆