↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
父の命と引き換えに悪魔と契約し、炎の骸骨“ゴーストライダー”を
体内に取り込んでしまった、バイク乗りのジョニー。
退治すべき悪人を前にすると、自分の意志とは関係なく
炎とともに現れてしまう……
前作も、燃える黄金バット?と言う印象で、それなりに楽しませてもらいました。
ラジー賞最低男優賞候補となるなど
いい意味でB級作品☆との印象があって、今回は、劇場で観なくてもいいかな~などと思いましたが
予告編で「何もかも燃えてしまえ!」のあとに「あなたも燃える」とありました……
なんだか、呼び込みで
「とりあえず燃えてるんで、まあ、燃えてってくださいよ」と言われたような感じで
観てきました^^;
実は、その前に、ブライアン・テイラー監督のインタビューを読みました。
「善と悪が同居する人間というものが、本来的に抱えている矛盾や葛藤を思い切り表現」したと。
確かに、ジョニーは、トンデモない異物を、体内に取り込んでしまい
勝手に出てきて燃えてしまうので、困難はあるのでしょう。
でも、それほど、深刻に思ってなかった…….^^;
テイラー監督は『アドレナリン』の監督もされています。
『アドレナリン』を観たときのR指定なトラウマがありまして、今作もそれで敬遠ムードになっていました。
けれど、“思い切り表現”したというのなら、観てみたい!と思ったのです。
このゴーストは、“悪人”の前に現れて退治する、と言うのですが
誰にでも、善と悪があるということでは
誰の前でも、現われる可能性があると、ジョニーは言います。
そんなゴーストの呪縛から解かれることを条件に
ある少年を保護することになるジョニーですが、そんなわけで、
守るべき少年と母親に対して、ゴーストが出てきて攻撃しないとも限らないので
ジョニーと一緒にいると危ない、というのも皮肉だし、面白みのあるところです。
そんな、人間の“善と悪”は、“天使と悪魔”の紙一重(オット…)にも及ぶことですが
哲学的に重くなく、あくまでも、ライダーの炎を楽しみました☆
何もかも燃えてしまえ!というだけあって
ライダーが乗ると、乗ったものはみな、メラメラと、炎に包まれます!!
大型のクレーン車も!
サーーッと、火が広がり、炎が燃え広がっていく様は、興奮に火が点く!と言う感じ。
気持ち、盛り上がります!!\(^o^)/
何もかも燃えてしまえ!は
日ごろのストレス・うっぷんが燃えてくれ~!という感じで、私は、燃えました(笑)。
出てこようとするゴーストを、無理やり抑えているジョニーの様子は、
観ているほうも苦しくなってしまいそうですが、可笑しくもありました。
ああ、もう抑えきれないいい~というジョニーには
もう、出してあげたら……と思ったり……^^;
そうして、
ゴーストの呪縛がなくなったら、ジョニーは、ただの人に戻れる。
けれど、ただの人では救えない事態が起こったら、どうするか……(>_<)
↑これは、一見、
善なる行いのためには、悪魔の力を借りるのもやむを得ないのかも……
と思わせておいての“救いのある結末”☆でした。
心に火が灯った、というべきでしょうか?
良かったと思います。
(この結末の落とし方を見た限り、B級とは言いませんョ)
とりあえずと言わず、けっこう燃えてるんで^^;
ストレス解消に、燃えてみてはいかがでしょうか。
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