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原題『You Will Meet a Tall Dark Stranger
 
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
 
でも、人物背景はこのほうがわかりやすいです↓(冊子より)
 
 
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ウディ・アレンの作品は、
人生のユーモアとウイットとペーソスなどと評されるかと思います。
(月並みな言い方……^^;
 
 
若い人は、大人は面白い存在だナ~と思うかもしれないし
熟年は、滑稽なまでに現実的で、生々しくて痛々しくて、
苦笑しながら涙が出そう……という感じかもしれません。
 
 
狂騒曲という邦題ですが、
人間関係のズレという不協和音も、ときには、刺激的なありさまです。
 
 
そんな邦題=『恋のロンドン狂騒曲』について。
 :なぜ、舞台がロンドン??かはわかりません。
イギリス・ロンドンというと、個人的なイメージですと(観光客としても)
格調高くも、天気はドンより……というイメージで
みんなのロンドン楽しいロンドンという気分はわかないのですが
「紅茶いかが?」「いえ、スコッチを頂くわ」というセリフに、
なんとなく、イギリスを感じたのでした。
 
 
それよりも
『あなたは、長身で黒髪の誰かに出逢うでしょう』 (占いの予言)
という原題が、絶妙に、核心をついています
 
 
この人物たちのなかで、特に、ツボなのが
占い師の予言にハマリまくりの老婦人・ヘレナです!(原題ピッタリ
 
 
ヘレナは、熟年離婚後、心の平安を占いに求めましたが
私も、実家の両親を思うと、
薬よりも有効な“心の杖”を見つけてくれたらいいなと思っています。
 
 
元夫婦と娘夫婦のカラ騒ぎ・カラ回りの物語なのですが
私たちは、何か(誰か)わからないけれど、
不確かな“めっけもん”(多分、恋関係^^;)に期待して
良く思い込んで、生きていて……そのうち年をとる……
のかもしれないな~
と思えてきます。
 
 
そして、もう、この世に望みは無いのかも……orzと、うすうす気づいても
「この世はもう絶望的です」などとは言わないで
 
 
☆☆★来世★☆☆ 輝かしい)を持ち出してみるのは、ナイスアイディアです。
 
 
「あなたはこの世で成功しなくても、来世はきっとうまくいく!」
と明るくハッキリ言ってくれたら、どう思います?
喜んでいいのか、悲しんだほうがいいのか………???
ペーソスでしょう?(^_^;)
 
 
よもや、前世も来世も、どうでもいいから、
現世の今、すぐにお金を貸して!!!と、切羽つまった娘に対して
占いを持ち出して、借りないほうがあなたのためよという姿勢の母親・ヘレナって
もう、何なのでしょう???
アイロニーでしょう?(^_^;)
 
 
でも、こんな調子で、「きっと〇〇でしょう」と占ってもらっても、50/50
当たるも八卦、当たらぬもハッケ。
占いでなくて、約束もそう。守るも八卦、破られるもハッケ?
 
 
たとえば、結婚式の当日キャンセル……どうするの……orz(滝汗・怒汗……
  
 
。・゜・゜・ 。 ・゜・。・゜。・。。・ 
 
 
 
老後、どう生きていくか?
 
 
これも、大きなテーマとして、80歳近いウディ・アレンが、老(元)夫婦を通して、
説得力をもって
辛辣で切実に問いかけていると思いますが
心も体も、若くてピチピチした世代の方には、まだ、他人事なのでしょうね……
 
 
・死を意識したときから若さにこだわり始めた、アンソニー・ホプキンス演じる老人
~~ジョギング中に、かえって心臓発作を起こしそうで、コワイ……
 
 
若さの意味するものは、各人各様だと思いますが
私は、アンソニーには、知的に格調高い、上品なおじい様でいてほしい……
深淵な包容力で、包んでいただければ……  (“そんなもの”使ってくれなくていいです……
 
 
そんな老人の後妻になるのが、ルーシー・パンチ
当初は、ニコール・キッドマンが予定されていたそうですが
ニコールよりも、より遊び心(いい意味で、ハスッパ)が感じられて、適役だったと思います。
 
ちなみに、ルーシー・パンチ華麗なる恋の舞台で
若さを武器にイイ気になっていたところを、最後にガツンとやられる、という
観ているほうは気持ちのイイ^^;役どころでした。
そのイメージそのままに、またもや、若さと色気で世間をわたっている感じでした。
 
 
。・゜・゜・ 。 ・゜・
 
 
 
作品は、そんなこんなで、収まるところに収まったような終わり方でもありませんでした。
人生は、まだ、終わらずに、続くのです………
 
 
 
You  Will  Meet  a……
明日は(来世?^^;)、また、別の何か、素敵な誰か、
モノ凄い幸運に(きっと恋関係^^;
出逢えるのかもしれないのですから!!(^_-)-
 ………と、なんとない希望を持ちたくなるような作品でした。
 
 






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