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公式サイトです。 http://www.friends-movie.jp/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
 
 
 
予告編で観た赤ちゃんがカワイイなと思ったことと
赤鬼(ナキ)の声(香取慎吾さん)が、味わいあってイイ声だなと思っていました。
 
 
鬼と赤ちゃんの話かと思っていましたら
浜田広介作『泣いた赤鬼』が原案と聞いて、興味をもちました。
 
 
『泣いた赤鬼』はどんな話?と聞かれて、話しているうちにも
涙が出そうになってしまうほど、温かくも、ホロ悲しい物語です。
 
 

『泣いた赤鬼』 (あらすじ)
人間と仲良くなりたかった赤鬼のために、親友の青鬼が、
人間にとってのワル者を演じ
赤鬼に、自分を退治するように仕向けてあげる。
人間の味方を演じた赤鬼は人間と仲良くなるが、
人間の敵を演じた青鬼は、
赤鬼が人間と仲良く暮らすことを祈りながら、姿を消してしまう。
どこまでも君の友達―――という手紙を残して……
それを読んだ赤鬼は、号泣する。
 
 
赤いもののけ=ナキは、かつて、人間ともののけの戦いで、母親を失ってから
人間を嫌っていました。
そのとき、一生分泣いたから、ナキ。それからは、泣かないと決めていました。
 
 
そんなある日、兄についてきて、
もののけ島に紛れ込んでしまった赤ちゃん=コタケの面倒を
ナキがみることになりました。
 
 
一緒に生活していると、情が移りますよね。
ましてや、相手は赤ちゃんですから。
赤ちゃんは、泣くし、ジタバタして、手がかかりますが(でもカワイイ)
そうして、手のかかる分、情も強く移るんですね。
 
 
なんとか、人間の島に赤ちゃんを帰したナキ
そこからが、『泣いた赤鬼』の再現でした。
 
 
青鬼=グンジョーの行動が、ちょっと唐突に思われそうでしたが
『泣いた赤鬼』のいきさつを踏まえたこともあってか
涙が、ポロポロこぼれました…………………。
 
 
子供の頃から、ずっとそばにいてくれた友達が
友達だからこそ起こした行動で、去っていく………
シーンとしては、伏線のあった、アノ“矢印”が効いていました。
 
 
“赤ちゃんと赤鬼”から始まって
“どこまでも君の友達”が、“赤鬼と青鬼“へスライドしていきながら
全体として、“人間ともののけ”に大きな友愛が広がったのか―――?
 
 
ナキは、人間を得て、竹馬の友を失ったとも言えるのかもしれませんが
私は、あえて、失ったとは思いたくないのです。去ってしまったけれど……でも
青鬼は、“どこまでも友達”と言っているのですから
たとえ、2度と逢えなくても……………
 
 
 
『泣いた赤鬼』のイメージで見てしまうと
青鬼=グンジョーのウエイトが半端に思ってしまいそうですが
あくまでも、『もののけ島のナキ』ということなら、良いのでしょう。
 
 
それに、やはり、
“どこまでも君の友達”――コレに泣けてしまうのです……………
私も、ナキに“泣き”だったので、良かったと思います。
 
 
                      
 
 
 
~~どこまでも君の友達~~
 
 
どこまでも友達でいてほしい人は、いますよね。
この青鬼のような“友情の表現”には
あらためて考えさせられます。
友達・仲良しって、何でしょうって……
本当の親友って………?
 
 
 
思い遣る気持ちを、最大限持ち続けることかな……と
今のところは、思ってみようと思いました。
 
 
 
             
 

 
ちなみに、
『まほろば・童話の里 浜田広介記念館』があります。(子供の遠足で行きました)
敷地内に広介さんの生家もあります。