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↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
 
(結末は予想どおりだと思いますが、内容にふれてないこともないです)
 
一言で言えば、悪名高い藩主の暗殺命令を受けた者たちと、
家臣が主君を守ろうとする話。
 
鬼退治の面白さだけでなく
暗殺者のリーダー・島田と、家臣のリーダー・鬼頭とのライバル関係が
正義と意地のはりあいで、影をつけています。
 
前半は、重厚な映像で、バカ殿の暴君振りを、これでもかと見せて
観ているほうも、14人目の刺客になったつもりにさせられる。
 
後半、山の男・小弥太が出てきてから、娯楽ムードへ…。
(正直、いい味出しているんだけど、
伊勢谷友介さんを、こんな風に使ってほしくなかった気もする。)
 
「サムライの喧嘩は面白ェ~」
と小弥太がいうように、集団抗争シーンは、
チャンバラとか殺陣というより、すごい喧嘩。
『クローズzero』ならぬ『クローズ13』。
幕末近い時代に、人を斬ったこともない人たちの抗争で、かつ
勝ち負けというより、確実に的をしとめるとなると
喧嘩殺法でもなんでもアリというところに、必死さを感じる。
 
島田vs鬼頭の一騎打ちも、卑怯のそしりも何のその。
島田も鬼頭も、あれはあれで、それぞれの男が立ったと思います。
が、どこまでも、バカ殿はバカ殿……。
はねた首の軽いこと軽いこと……。
 
観終わったあとは、達成感というより、
転がった首の軽さからか、虚無の風が……。
 
ともあれ、生き残った男子は、女を幸せにしてくだされ☆
 
…………………と、楽しんだ方には
以下のことゴメンナサイ。
 
▽要反転▽
 
時代劇ならではのチャンバラ、殺陣、所作など、とても楽しみにしていました。
前半は、襟を正して観てました。
息抜きのような、小弥太も、役柄は娯楽っぽくていい。
けれど、“アノ”シーンは、いただけません><
前半、女性たちは、“アレ”がらみで、人生メチャメチャにされたのですから
“アレ”で笑いをとるのは、どうなんでしょう。私、笑えません……。
鑑賞後は、疲労感もあり、楽しんだというより、脱力……。
 
大爆発、ブッ壊しが、スクリーンで映画を観たな~と
言う気持ちにさせてはくれますが
私は、『必死剣 鳥刺し』の端正さのほうが、好きかな……。
好みですので。
 
○と言うよりは、シカクか、△です……。
 
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