和田誠氏の書体 | 下町フォント日記

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2016年07月〜2023年03月 LINE BLOGのバックアップ

先日いった和田誠展
氏のほとんど全ての作品に、彼自身が描いた文字が使われている。
↓これが氏の代表的なスタイルの書体だ。
私が第2回モリサワ賞(1987)出品した作品も、この書体にだいぶ影響されている。
そのくらい、彼が描く文字が好きだった…。
この書体を写植化する計画があり、当時のモリサワ広報誌「たて組ヨコ組」に「制作中」ということで画像が掲載されていた記憶もある。
かなり期待していたのだが、いつまで待っても商品化されなかった…。
そして、展覧会場の作品年表1985年の説明文にしっかりと「写植化は実現しなかった」と記されているのを発見した(残念)。
写植化は実現しなかったが、いつかデジタルフォント化されるんじゃないかと(まだチョットだけ)思っている。
しかし、氏が亡くなっているので、たぶん可能性は低いだろうな…。