宴のあと数日間続いたヒキガエルの狂宴が終わった池は、静寂を取り戻していた。この紐状のものがヒキガエルの卵。水中のホコリ?で卵が覆われて内部の様子が見えないが、水面に出た部分を見ると黒く丸い粒が見える。これがオタマジャクシになる部分だ。交尾産卵を終えたカエルは姿を消し1匹も見当たらない。彼らはまた土中に潜って、本当の春が来るまで眠るのだ…。