標高は高くないものの、山あいにある農園ですので朝晩は冷えます。朝に畑へ行ったら厚い氷が張っていました。

でも今日の昼間は風もなくポカポカ陽気です。

1か月ほど前に水捌けが特に悪く、ポポーの木が根腐れしてしまった畑に塩ビ管を埋め、排水工事を行いました。その塩ビ管からは今日もチョロチョロと水が流れ続けています。

そして肝心の畑の土はといいますと・・・

常に湿って緩かった畑の表土が乾いています。やはり塩ビ管を埋めた効果はありました。

そこでもう1か所、排水工事を行うことにしました。ちょっと溝を掘って数時間。地中から滲み出た水がこれだけ溜まっています。

さらに溝を深く掘り下げ、水が流れるようにしました。

この辺りは小石から岩と呼べるほどの大きな石まで石だらけで掘るのに苦労しました。

今は段々畑になっていますが、地元の人から聞いた話によると、かつては傾斜地だったこの地域を先人が人力で段々畑に作り上げたとのこと。その際に地中から出てきた石を積み上げて石垣を組んだそうです。もちろん重機なんてない時代のことです。そんな時代に開墾した先人のご苦労はどれほどのことだったかと思います。段々畑に積み上げてある石垣も「野面積み」といって、自然の石をそのまま積み上げたものです。1つとして同じ形のない石を見事なまでに積み上げた石垣はもはや芸術です。

排水工事第2弾