朝の涼しいうちにとポポーの畑の草刈りをしていたら、ポポーの木の根元がボッコリとしています。はじめ、ヘビでも巻き付いているのかと思ったら、なんと日本ミツバチの蜂球でした。女王蜂が働き蜂を引き連れて新たな巣へ引っ越す時にできる蜂の塊です。

てっきり今年の分蜂は終わったものだと思っていました。でも調べたら、飼育されているミツバチよりも自然界に生息するミツバチのほうが分蜂の時期が遅いのだそうです。働き蜂の数も多いですし、私たちの巣箱から分蜂したのではなく、どこからかやってきた蜂球なのかもしれません。

すぐに養蜂担当の妻を呼んで捕獲します。

そして空いている巣箱の中へ強制移住。

しばらくすると蜂も落ち着いて静かになります。そうしたら巣箱の入り口を閉鎖して、2日ほど中に閉じ込めます。かわいそうな気もしますが、養蜂の師匠いわく、蜂は分蜂する前にしっかり飲み食いして栄養を付けているから2日くらいは平気とのことです。そうすると蜂は「仕方ねぇな、ここで暮らすか」と巣を作り始めるのですが、巣箱へ自然に入ってくれた分蜂とは違い、人間が無理やり巣箱に入れた分蜂は、そこが気に入らないと再びどこかへ飛んで行ってしまう可能性もあるそうです。無事に定着して欲しいですね。

ブルーベリーの畑ではこれまた早くも「ピンクレモネード」の実がうっすらとピンク色になってきました。ピンクレモネードはブルーベリーなのにピンク色の実がなる品種です。来週中には収穫が始まってしまいそうです。

この調子だと今年はブルーベリーが終わるのも早そうですね。

この春に接ぎ木したポポーの苗を管理しているハウスの中です。

一見するとどの苗も順調に育っているように見えます。

しかし、その多くは台木から出てきた枝です。

つまり、このような苗は接ぎ木失敗です。もちろん捨てはせず、来年再び台木として利用できるように育てます。

成功した苗は、接いだ穂木の部分から枝が出ています。

今年の成功率は2割くらいですかね。それでもやはり台木が太いほど成功率が高いようです。これからは台木が鉛筆くらいの太さになるまで育ててから接ぎ木しようと思います。

～ブルーベリー狩りについて～

ブルーベリー狩りは時間無制限食べ放題で中学生以上1200円、小学生600円、幼・保育園児300円。お持ち帰りは100グラム300円です。ご来園の直前でも構いませんので、できればご予約をお願い致します（080-5126-9832　岡田）。特に午後からは配達などで農園に不在のことがあります。午後からの時間を希望の方はお昼までにお問い合わせいただいたうえでご来園ください。妻の不在時に私ひとりで草刈りをしていると電話に出られません。しばらく経ってからお掛け直しいただくか、ショートメッセージ（SMS）でお願いします。

私たちが収穫したブルーベリーも100グラム400円で販売します（1kg以上のお買い上げで1割引き）（要予約）。フードパックはご用意しておりますが、資源節約と経費節約のため、タッパーをご持参いただけるとありがたいです。

これで1kgです。

害虫駆除に努めていますが、農薬は一切使っていませんので毛虫がたまにいます。なるべく肌の露出の少ない服装で、そしてサンダルではなく靴を履いて入園してください。

山の中の畑で、簡易な日除けテントの休憩所以外に施設らしい施設はありません。特に細かなルールも設けていません。ほかのお客様にご迷惑をおかけするような行為でなければ、そして植わっている木にダメージを与えるような行為でなければOKで、自宅の裏庭感覚でお楽しみください。持ち込みも自由ですので、ヨーグルトなどお好みに合わせてご用意ください。

申し訳ございませんが、今年のラズベリーは不作です。ブルーベリーとブラックベリーは大丈夫です。