派遣など非正規雇用で働いてきたキヤノンの労働者ら25人が「キヤノン非正規労働者組合」という名の労働組合をつくった。13日、宇都宮市内で記者会見し、「正社員になる」などの活動方針を発表した。これまでは、労働組合東京ユニオンに入っていたが、今月6日に集団で脱退した。
委員長の川井みつ江さん(40)は長年、派遣労働者としてキヤノンで働いていたが、04年に東京ユニオンに入って神奈川労働局に同社の労働者派遣法違反を申告。その結果、05年にキヤノンの正社員となった。
宇都宮支部長の大野秀之さん(32)は人材サービス会社「アイライン」に雇われ、「請負契約」に基づき、キヤノンの宇都宮光学機器事業所で働いている。昨年10月に東京ユニオンに入り、栃木労働局に「偽装請負」を申告。現在、同局の調査が続いている。
大野さんは先月、東京ユニオンが属する連合とは路線が異なる全労連傘下にある別の労組の組合員らとともに「偽装請負を内部告発する非正規ネット」のグループ名で厚労省に取り締まり強化を要請した。だが、こうした行動について、東京ユニオンの内部で「執行委員会の了解を得ないまま組織原則を無視して『組織外活動』を行っている」と問題視された。
川井さんは13日の記者会見で「組織にとらわれず運動を広げたい。そして多くの非正規雇用を救いたい」との文書を読み上げた。大野さんは「同じ問題を抱え、同じような思いで、それぞれの労組の門をたたいた仲間たちと声をそろえて、厚労省に申し入れている。非正規雇用の問題は、みんなで声を上げていかないと変わらない。同じ問題を抱えている労働者と一緒にやっていきたい」と述べた。
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上記の通り、キヤノンユニオンは東京ユニオンを脱退し、今後、キヤノン非正規労働者組合として活動していくことになりました。キヤノン非正規労働者組合のブログはhttp://ameblo.jp/canon-rouso/ になりますので、よろしくお願いします。