組場日記(BY青木表具店)

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ターコイズをもう少し青くした特徴的なスカイブルーが眩しいこのワークトレイが、東組の倉庫の壁面にはびっしり並んでいます。

 

 


普通は工具を整理したり運んだりするために使われるトレイですが、東組ではエディットキューブを接続するための大量のビスを整理するトレイとして使っています。主に使う3種類のビスをこのトレイに小分けにすることで、現場があるときはトレイごと持ち出すだけですみ、現場の職人さんたちにも作業しやすいと好評です。

また、帝京大学のACT3では、マーカー類をこのトレイに入れて学生たちが自由に持ち運びできるようにしたところ、斬新で使いやすいと、学生だけでなく学外からの見学者にも評判だそうです。東組が得意な用途の編集です。

今では自動車整備工具で有名なHAZETは、北西ドイツのゾーリンゲン地方で鍛冶屋をしていたHermann Zerve氏が1868年に創業しました。ヨーロッパは産業革命の真っ只中で、ゾーリンゲン地方がドイツとして統一されるのはその3年後です。

当時はロゴマークにも採用されているプライヤを中心に製造販売を続けていましたが、20世紀に入りアメリカのモータリゼーションの波がヨーロッパにも来ると、いち早く自動車工具に参入します。第二次世界大戦後にはフォルクスワーゲン、メルセデス、オペル、BMWなどに専用工具の供給するようになり、現在はポルシェモータースポーツの公式サプライヤー・テクニカルパートナーとなっています。

創業当初から愚直に素材から一貫した自社生産にこだわるHAZETは、いいものは何世代にもわったって使い続けるヨーロッパの伝統そのものです。
東組がアメリカのスナップオンよりもヨーロッパのHAZETを好んで使うのは、その伝統を大事にしているからです。

 

しょっちゅう、東が口にするコトバである。

1971年、UCLAのアルバート・メラビアンは、感情や態度を伝達する際の、言語、声のトーン(聴覚)、身体言語(視覚)が占める割合が、

言語 7%
声のトーン(聴覚) 38%
身体言語(視覚)  55%

であると発表した。

あくまで感情や態度(好意や反感)を伝える実験であることに注意は必要だが、我々が普段いかに聴覚や視覚で相手の感情を推し量っているかがよく分かる実験だ。

だからこそ、仕事ではメールを送って満足するのではなく、電話や打ち合わせでニュアンスを伝えることが大事なのだし、言語だけのコミュニケーションで、このメラビアンの法則を大きく逸脱しているところに、きっと編集学校の面白さのヒミツがあるに違いない。

「ウソでもいいからコトバにしろ。それがやがて事実になる。コトバがウソではなくなる。」と、東はよく言う。

JOJOを立ち上げた祇園ない藤は、4年前に発した言葉通り、海外からスタートし、日本で受け入れられ、海外で広がっている。4年前の計画を超えるスピードで成長していると聞く。

待機児童問題は、前職でも20年以上前からの話題だったが、
たった一人の「日本死ね」という匿名の書き込みで、国会に特別チームができた。

3月12日の天声人語で、社会学者の上野千鶴子さんにも「コトバは、現実ではない。むしろ、コトバが現実をつくる」という言葉があることをしった。

4年前に東が口にした図書館が、来年現実になろうとしている。