ターコイズをもう少し青くした特徴的なスカイブルーが眩しいこのワークトレイが、東組の倉庫の壁面にはびっしり並んでいます。
普通は工具を整理したり運んだりするために使われるトレイですが、東組ではエディットキューブを接続するための大量のビスを整理するトレイとして使っています。主に使う3種類のビスをこのトレイに小分けにすることで、現場があるときはトレイごと持ち出すだけですみ、現場の職人さんたちにも作業しやすいと好評です。
また、帝京大学のACT3では、マーカー類をこのトレイに入れて学生たちが自由に持ち運びできるようにしたところ、斬新で使いやすいと、学生だけでなく学外からの見学者にも評判だそうです。東組が得意な用途の編集です。
今では自動車整備工具で有名なHAZETは、北西ドイツのゾーリンゲン地方で鍛冶屋をしていたHermann Zerve氏が1868年に創業しました。ヨーロッパは産業革命の真っ只中で、ゾーリンゲン地方がドイツとして統一されるのはその3年後です。
当時はロゴマークにも採用されているプライヤを中心に製造販売を続けていましたが、20世紀に入りアメリカのモータリゼーションの波がヨーロッパにも来ると、いち早く自動車工具に参入します。第二次世界大戦後にはフォルクスワーゲン、メルセデス、オペル、BMWなどに専用工具の供給するようになり、現在はポルシェモータースポーツの公式サプライヤー・テクニカルパートナーとなっています。
創業当初から愚直に素材から一貫した自社生産にこだわるHAZETは、いいものは何世代にもわったって使い続けるヨーロッパの伝統そのものです。
東組がアメリカのスナップオンよりもヨーロッパのHAZETを好んで使うのは、その伝統を大事にしているからです。


