東村山市青少対第一地区キャンプ:ボランティア活動を考える | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

もう7, 8年前からになるでしょうか? 東村山市青少年対策第一地区委員会の委員としてボランティア活動をしています。

 

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東村山市からもらう委嘱状

 

東村山市には7つの中学校があり、その学区域に合わせて第一~第七地区があります。それぞれの地区に青少対があり、子ども達の育成のために様々なイベントを企画しています。私は5年前から小平市民(その前は約10年間東村山市民)ですが、こういった活動の拠点は相変わらず東村山市!!

 

青少対の最大のイベントと言えば夏のキャンプ。各地区の区域内の小学校と中学校の子ども達を連れて、12日で白州へ行きます。今年も、7/27()-28()で行ってきました。廃校になった小学校を改修してキャンプ場にした、東村山市の施設(白州山の家)があるのです(^_^)

 

昨年の様子はこちら

 

第一地区には、一中、南台小、富士見小の3校があり、今年は南台小と富士見小から63名の子ども達が参加。青少対委員、付き添いの親、学校の先生達、高校生や大学生のヤングリーダー達、総勢100名近い参加者でした。

 

27日の午前7時前、南台小に集合してキャンプスタート。2台のバスで白州を目指します。私は自家用車で、他の男性委員と一緒に先行。先に現地入りして下準備を行いました。

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出発前の小学校、白い車は我が家のマツダCX-5

 

 

初日は先ず、山の家から近い“フレンドパークむかわ”へ! 子ども達は、ここでマスつかみを体験します。捕まえたマスは、大人たちがさばいて直ぐに塩焼きに!! 丁度いい塩加減で美味しかった♪ ついさっきまで泳いでいて自分達が捕まえた魚を食べる!そんな経験、初めてな子が沢山いました。

 

 

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子ども達全員でマスつかみ! 初めての子はなかなか触れないみたい

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マスをさばくのは大人の担当。本当は子ども達にも体験させたいけど、流石に時間がない...

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 さばいたマスは直ぐに塩焼きに!

 

 

 

魚が嫌いなのでしょうか? 最初は食べないと言っていた子も“やっぱり食べてみる”と言って結局一匹食べていました。子どもは好奇心旺盛だし、何といっても美味しいし! 命を頂いているってことを分かってくれたと思います。

 

マスの塩焼きと一緒にお弁当を食べたら、川を渡り、チョッとした崖をよじ登り、農道を歩いて山の家へ向かいます。子ども達は8つの班に分かれていて、それぞれに高校生 or 大学生のヤングリーダー(今年は小学校の先生も2名)が付きます。こういった移動では、体力のない子が動けなくなってしまわないように、ヤングリーダーのフォローが重要です。

 

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川を渡って崖をよじ登る。大人には大したことなくても、身体が小さい子どもには大変。

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フレンドパークむかわ⇒山の家へ向かう農道

 

 

山の家についたら暫く自由時間。一頻り遊んだら、全員で夕食づくり! メニューは毎年カレー。ご飯は飯盒で炊きます。お米とぎ、火おこし、カレー作り、全て子ども達が自分でやります。もちろん、火おこしや飯盒炊飯は、委員やヤングリーダーがフォローして安全を確保します。

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食材の準備と火おこし。ヤングリーダー中心に役割分担もしっかりできてました。

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ご飯が炊けてきたらカレーの食材を火にかけて。食材は班ごとに違います。

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1班のカレーとご飯、美味しくできました♪

 

 

各班でカレーの具材が少しずつ違うのと、ご飯の炊き具合もおこげが出来たり、少し水が多くてべしゃべしゃになったりと、少しずつ違う味のカレーを楽しめます。特に飯盒炊飯では多少の失敗はありますが、それはそれで非日常を味わうのがキャンプの醍醐味です(^_^)

 

実は今回、私自身が飯盒炊飯で失敗をやらかしてしまいました。重要なポイントを子ども達やヤングリーダーに伝えきれなかったことと、油断&思い込みが招いた失敗です。

ある班のかまどを見た時のこと、飯盒は隅に置かれ、カレー鍋が火にかけられていました。その班の飯盒の様子は見ていなかったのですが、かなり前から火にかけられていたのは分かっていました。

3個ある飯盒の1つを見たら良い感じに炊けていました。3つの飯盒に均等に火があたるようにするのは基本だし、毎年参加している経験のあるヤングリーダーだったので、1つが炊けていれば他の2つも炊けているだろうと思い込み、確認していなかった飯盒をもって傾けた瞬間、中から熱湯が溢れてきて私の手に...(ToT)

 

最近、仕事でもそうですが、思い込みで思わぬ失敗をすることがあります。こちらが思っている程相手には自分の意志が伝わっていなかったり、解っているだろうと思いこんだり...年を取ると思い込みが激しくなるのかな? 気を付けないといけませんね...

 

晩御飯の後は、子ども達が協力して後片付け。鍋や飯盒を洗うのが何しろ大変ですが、みんな頑張ってやっていたようです。

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晩御飯後のお鍋洗いは大変だぁ~

 

 

私はというと...

 

火傷が結構酷かったので、やった直後からずっと冷水で冷やし続け、2時間程冷やした後車で15分程の場所にある診療所へ連れて行ってもらいました。火傷した直後から冷やし続けた処理が良かったらしく、それ程悪い状態にはなっていませんでした。ある程度冷やした後皮がむけていなければ、皮膚を空気から遮断すると良いということで、ワセリンを塗ってラップを各指に巻き、さらに手袋をして空気から完全に遮断。診療所から戻ってきた時にはキャンプファイヤーが始まっていて、暫く火傷痕も痛かったのですが、キャンプファイヤーが終わる頃には痛みが治まっていました。

 

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キャンプといえばキャンプファイヤー! 先生やヤングリーダーが大活躍!!

 

 

青少対委員の方のご兄弟が白州に住んでいて、毎年キャンプに手伝いにきてくれるのですが、今回の火傷ではその方にお世話になりました。他の委員の方にも、冷やしている間に色々と良くしてもらって、心配してもらって...感謝、感謝!!

 

キャンプファイヤーの後はお風呂に入って就寝! もちろん、子ども達は直ぐには寝ませんが...

 

22時半頃から初日の反省会。学校の先生やヤングリーダーも参加して、初日に気付いたことなどを共有します。子ども達の安全を守るためには、こういった取り組みがとても重要だと思います。小学校の新人先生が毎年参加してくれるのですが、その人達と話しをするのも楽しみです。

 

2日目は、朝食のあと宿の掃除をして(今年は避難訓練も!)、歩いて前日に行ったフレンドパークに向かいます。そして、キャンプのメインイベントである川遊び!

 

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天気が今一つで水が冷たかったけど、子ども達は元気一杯!

 

 

東村山が東京都としては田舎だとは言え、本格的な川遊びができる場所はありません。初参加の子ども達は、川遊びも初めてのケースが殆どで、ホントに楽しそうです。ただし、自然の川なので危険もあります。基本的には自由に遊ばせますが、安全管理は怠れません。例年、大人の男性の参加者が少なく、私は川遊びの時間中ずっと動いて見回ることが殆どです。しかし、今年は学校の先生で男性が3名、参加した子どものお父さんが2名、ヤングリーダーも複数回参加の子が殆どで、現場の安全管理は彼らに任せ、私は全体の指揮に徹することができました。昨日の火傷が響いて、川に入れなかったというのもありますが...

 

2時間程たっぷり川遊びをした後は、お弁当を食べてバスでシャトレーゼの白州工場へ行って見学と試食をするのですが、今年はチョッとアクシデントが...

 

迎えのバスが来ないのです (>_<)

 

青少対のキャンプは、各地区が順番に、それぞれ日程を重ねていきます。そうすることで、後から行く地区が乗って行ったバスに、先に行っている地区が乗って帰ってくることができ、バス代の節約ができます。つまり、後から来る地区のバスが遅れたために、我々がフレンドパークで足止めをくらってしまったのです(>_<)

 

こちらに向かっている地区の方と連絡を取りましたが、到着時間は予測できないとの返事... 委員長他数名の役員の判断で、一旦山の家へ戻ることになりました。当然、子ども達は歩いて行きます。お昼ご飯を食べた後とは言え、2時間たっぷり川遊びをした小さな身体に暑い最中の20分のウォーキングは応えます。それでも、学校の先生や付き添いの大人&役員、ヤングリーダーに励まされ、全員歩ききることができました。みんな、よく頑張ったね!

子ども達が山の家へ着くのとほぼ同時にバスが到着!

 

バスに乗ってシャトレーゼ白州工場へ移動。みんなお待ちかね、アイスクリームの試食です。疲れた身体に、アイスクリームが美味しかっただろうなぁ~ (^_^)

 

私は自家用車で移動だったので帰りのバスでの子ども達の様子は見ていませんでしたが、爆睡する子、ビデオに熱中する子、様々だったようです。迎えのバスの到着が遅れた影響で帰りは予定より1時間ほど遅くなり、親御さん達には心配をかけましたが、大きな怪我もなく全員無事に帰ってくることができました。

 

今回、少年サッカーで見ている4年男子のお姉ちゃん(6年)が参加していたので、お母さんから帰った後の様子を聞いたら、相当楽しかったらしく、話が止まらなかったそうです(*^_^*) あとから参加した子ども達のアンケートを見せて貰えるのですが、ほぼ全員が“楽しかった”、“また行きたい”って書いていて、平日の2日間仕事を休んで参加するのは正直大変なのですが、そういう子ども達の反応を見ると、やっぱり行って良かったって思います。

 

毎年参加していますが、毎年新しい発見があって、やっぱりキャンプは楽しいです。子ども達が危険な目に合わない範囲で、如何に様々な体験をさせるか、自ら考えて行動することを促すか、大勢の子どもを限られた人数の大人で連れて行くキャンプでは、それらがとても大切です。

 

私は、この青少対の他に、少年サッカーチームのコーチと地域の体力作り推進委員、全部で3つの地域ボランティア活動をしています。ボランティア活動に対する考え方って人それぞれだと思うのですが、私は、“必要最低限のことはしっかりやる”けど、“必要以上にプレッシャーをかけあうことはナンセンス”という考えです。例えば今回の白州キャンプ、“必要最低限のこと”とは“子ども達の安全を守ること”に他なりません。それ以外のことは、余り細かく考える必要はないと思っています。他の地区では、キャンプ中のお酒を禁止しているところもあるようですが、私はその考えには疑問です。もちろん、飲み過ぎて騒いだり、大人が全員飲んでしまって緊急時に車が出せない状況になったり、翌朝二日酔いで活動できなかったり、そんな状態になるのは論外です。しかし、子ども達が寝た後にビール1本飲む程度であれば、大人同士の円滑なコミュニケーションにもつながるし、良いと思っています。ボランティア活動は、先ずやって楽しいと思えることが重要です。

 

地域ボランティア団体の中には、“役員が高齢者ばかりで若い世代が入ってこない”と嘆いているところがあると聞きます。ボランティアに対する考え方は人それぞれ違うし、世代によっても違う。昔からいる人達が、その人達の価値観で若い人達の考えや活動を制限してはいませんか?

 

青少対第一地区は、私にとってとても居心地の良い場所です。子ども達を連れての白州キャンプ、楽しいし必要とされているし、当分辞められませんね(^o^)

 

 

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引用元:東村山市青少対第一地区キャンプ:ボランティア活動を考える