横浜市立大学での質量分析の講義&実習:レポート採点 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

横浜市立大学での質量分析の講義&実習、レポートの採点が終わりました。

 

実習では、6種類の試料を学生達に測定させ、データを解析する中で、その解析結果がどういう意味をもつのか、と言うことを解説してきました。

 

そしてレポートの課題は、「マススペクトルから分かること」と言うテーマの小論文を書かせました。必須キーワードをいくつか設定し、データの解説結果を最低1つ含める縛りをもうけました。

 

小論文であると言うことを意識できず、単なるデータ解析に終始してしまった学生が結構いました。その手のレポートは、残念ながら採点は低くなりました。やはり小論文である以上、読み物として完結している必要があり、その中でデータ解析結果を述べつつ、マススペクトルから何が分かるかと言うストーリーを展開できたレポートには、満点をつけました。

 

¨他人が読む物だ¨と言うことを意識できていない(読みにくい)レポートもいくつかありました。一番酷かったのは、手書きで一行の空白ももうけず、3枚ビッシリ文章だけのレポート。データの解析を含める縛りをつけたのだから、文章の間にデータを入れるだけでもかなり読みやすくなるのに…

 

文章だけビッシリでしかも手書き…

残念ながら、それだけで採点は低くなってしまいます。他人に読ませる物ではないってとこです。

 

採点結果を学生達に解説してあげられると、彼等には勉強になると思いますが、私は非常勤なので、それが難しいです(>_<)
私は質量分析の研究室に出入りしていて、秋には3年生の研究室配属が決まります。誰が入るか、新歓に呼ばれるのが毎年楽しみです❗

 

 

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引用元:横浜市立大学での質量分析の講義&実習:レポート採点