起業(フリーランス)は分業システムの最たる形態 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

最近、アドラー心理学の本を読んでいます。

嫌われる勇気

に次いでまだ二冊目

幸せになる勇気

ですが。


「幸せになる勇気」の後半に、仕事における分業システムと言う内容が書かれています。

・人類は空を飛べる訳でもないし水中で生活できる訳でもない、身体的には弱い存在である

・そのため、生きるために他人と協力することが必要である

・一人で色々なことをやるよりも各人が得意なことをやった方が効率が良い(自分にも他人にも利益になる)ため、分業システムが自然に生まれてきた


仕事や趣味、組織の大小に関わらず、分業システムは定着していますが、

それが上手く機能するのは、各人が互いを信用し、¨これはコイツに任せておけば大丈夫¨と言う前提が必要でしょう。



「幸せになる勇気」では、全ての仕事は内容による差はなく(重要な仕事、重要でない仕事という差はなく)、対等であると書かれています。


私もそれには同意できます。

「自分ではできないことを他の人がやっていて、互いにそれを必要としている」

と言うことですね❗


しかし、労働に対する対価と言う観点では、現実には仕事の種類に依って一般的な対価は異なり、給料の差として現れる。

これは需要と供給のバランスが関わるので、仕方ないでしょう。



また、企業内での分業を考えると、

現在の日本のある程度の規模の会社では、

雇用される側の立場が強く、余程のことがないと一般的な社員はクビを切られることはない


一生懸命やってもサボっていても大して変わらないなら、サボった方が得と言う

ぬるま湯に浸かろうとする人が出てくる



自分と違う仕事をしている人が、¨しっかりやるか¨か¨サボるか¨は、その人の課題なので自分にはコントロールできない

それを自分の中で許容出来るか否か。


勤め人を経験して、起業したりフリーランスで仕事をしている人は、

¨企業内における分業システムの限界¨

を何らかの形で実感し

ぬるま湯に浸かる人達との課題の分離を認識しながら、

その人達と同じ組織にいることを良しとしない、

そんな人なのかなぁと思います。
(私はそうです)



フリーランスは、サボればその分収入は減るので、生き残るための絶対条件は、仕事の質かスピード(あるいは両方)が高いことでしょう。


今の日本では、ベンチャーやフリーランスの集合体こそ、アドラー心理学で言うところの「分業システム」に最も近いのかなぁと思います。


「幸せになる勇気」

まだ読んでる途中ですが、現実に照らして色々と考えると、とても面白いですo(^o^)o


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