次男坊は小学3年生だ。

いつも何かで失敗している。
でもこいつがいないと、なんだか物足りない。
ダメダメだが、憎むことが出来ない。
そんな次男坊。



ピンポーン。



宅配便のお兄さんがやってきた。
荷物が届いたのだ。

ちょうど僕はシャワーを浴びており、
試してみよう!と次男坊に声をかけた。


「ちょっと、お父さん、シャワーを浴びてるんだ。対応しておいて」

「うん!分かった!」


仕事を任され、ちょっと嬉しそうな次男坊。
張り切って、対応してくれた。



シャワーから出ると、意外なもんで、
ちゃんと荷物を受け取ってくれていた。

こりゃすごい!
あの次男坊が…
あの、ダメダメの次男坊が…


ついにここまで(ジーン)!






いっぱい褒めた後、
僕はとりあえず、次男坊にこう助言した。

なぁ、次男坊よ、

宅急便のお兄さんから

ハンコをお願い、と言われた時…






 



実印(印鑑登録済み)はやめとこうか。