クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)/角川 歴彦
¥740
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角川グループのCEOの角川さんが著書の、『クラウド時代とクール革命』を読み終わりました。
全7章のうち、クール革命については第1章しか触れておらず
残りの6章は主にクラウド寄りの話になっていました。
まるでどこかのITジャーナリストが書いたんじゃないの?と
思ってしまうぐらいw詳しくクラウドについて語られています。
この本の前に読んだ『ウェブ大変化』をさらに易しくしたイメージでした。
※ウェブ大変化についてはまた書きます。
印象に残ったセンテンスと、そのとき感じたものをメモ。
・アメリカは自国メーカーが日本のメーカーに盟主の座を明け渡した後
国際戦略として知財に注力。その結果、ハリウッドに代表されるコンテンツで世界を席巻。
日本も知財にシフトしなければならない。
⇒日本も韓国や中国のメーカーにおされており、いずれ完全にとってかわられる可能性が高いですね。
古きよき日本の時代にしがみつくのではなく、コンテンツを重視していくべきという主張には同意です。
・シンガポールにはすでに一人当たりのGDPでは負けている。
シンガポールなどの所得水準があがるのは日本人がシンガポールでも同じ働きをすれば
同じ所得を得られるということなので悪いことではない
⇒やっぱ英語ですね。
勉強しないと。
・日本は江戸時代も第二次大戦後も鎖国することで、自国の産業や文化を守り
世界第二位のGDPを達成してきた
⇒日本はガラバコス、ガラバコス言われるけど、鎖国という表現はなるほどと思いました。
・日本の産業構造は輸出に依存しており、食糧の半分以上、エネルギーのほとんどを海外から輸入。
よくも悪くもグローバリゼーションは日本の宿命。
・iPhoneはハードウェアから課金まで支配した垂直統合によるハイブリッド型のビジネスモデル
⇒任天堂のDSもオープン化して、コンテンツを増やし、決済部分を握る戦略にいずれなりそうな気がしました。
・21世紀の新しい産業革命はクラウドコンピューティングから始まる。
企業はソフトウェアを所有から利用へ。
⇒PaasやIaasのことまで書かれているので、著者が本当に興味あるところ書きたいところは
ここらのクラウド周辺なんだろうなということがよく伝わりました。
どこからどこまでが角川さんの本当の想いなんでしょうねw
ズレてるわけではないのでしょうが・・。
いろいろ思うところはありましたが、コンテンツ産業・インターネット産業はこれから更に伸びて
ビジネスチャンスも多い産業であることは間違いないので、どの業界で働いていようと
現代のビジネスマンは読むべき本であると思いました。
インターネットに詳しくない人はとくに勉強になると思います。
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角川グループのCEOの角川さんが著書の、『クラウド時代とクール革命』を読み終わりました。
全7章のうち、クール革命については第1章しか触れておらず
残りの6章は主にクラウド寄りの話になっていました。
まるでどこかのITジャーナリストが書いたんじゃないの?と
思ってしまうぐらいw詳しくクラウドについて語られています。
この本の前に読んだ『ウェブ大変化』をさらに易しくしたイメージでした。
※ウェブ大変化についてはまた書きます。
印象に残ったセンテンスと、そのとき感じたものをメモ。
・アメリカは自国メーカーが日本のメーカーに盟主の座を明け渡した後
国際戦略として知財に注力。その結果、ハリウッドに代表されるコンテンツで世界を席巻。
日本も知財にシフトしなければならない。
⇒日本も韓国や中国のメーカーにおされており、いずれ完全にとってかわられる可能性が高いですね。
古きよき日本の時代にしがみつくのではなく、コンテンツを重視していくべきという主張には同意です。
・シンガポールにはすでに一人当たりのGDPでは負けている。
シンガポールなどの所得水準があがるのは日本人がシンガポールでも同じ働きをすれば
同じ所得を得られるということなので悪いことではない
⇒やっぱ英語ですね。
勉強しないと。
・日本は江戸時代も第二次大戦後も鎖国することで、自国の産業や文化を守り
世界第二位のGDPを達成してきた
⇒日本はガラバコス、ガラバコス言われるけど、鎖国という表現はなるほどと思いました。
・日本の産業構造は輸出に依存しており、食糧の半分以上、エネルギーのほとんどを海外から輸入。
よくも悪くもグローバリゼーションは日本の宿命。
・iPhoneはハードウェアから課金まで支配した垂直統合によるハイブリッド型のビジネスモデル
⇒任天堂のDSもオープン化して、コンテンツを増やし、決済部分を握る戦略にいずれなりそうな気がしました。
・21世紀の新しい産業革命はクラウドコンピューティングから始まる。
企業はソフトウェアを所有から利用へ。
⇒PaasやIaasのことまで書かれているので、著者が本当に興味あるところ書きたいところは
ここらのクラウド周辺なんだろうなということがよく伝わりました。
どこからどこまでが角川さんの本当の想いなんでしょうねw
ズレてるわけではないのでしょうが・・。
いろいろ思うところはありましたが、コンテンツ産業・インターネット産業はこれから更に伸びて
ビジネスチャンスも多い産業であることは間違いないので、どの業界で働いていようと
現代のビジネスマンは読むべき本であると思いました。
インターネットに詳しくない人はとくに勉強になると思います。