山梨の山々とほったらかし温泉の組み合わせでゆるトレランを計画。行きたいリストに長らく入っていたプランの一つです。甲府は通りすぎることはあっても、なかなか降りない駅です。特に今日スタートの北口は全然来たことありません。学生時代に駅寝したりして、ある意味で思い出深い駅ではあります。今はもう綺麗になってしまいましたが。

寒い朝です。ひとまず、ランウェアの身支度。気温は低いので、雨具のジャケットを羽織ります。ビルの谷間に見える甲斐駒が素敵。まずは真っ直ぐ北上します。

突き当りが武田神社になります。武田信玄を祭神とする、甲斐の国らしい神社です。武田氏と言えば、武田菱。五竜のイメージ(笑)境内に寄贈品の盃があり、なんだか雰囲気あります。

さらに北に登っていきます。思った以上に登りの道です。突き当りにかなり近い所にある、積翠寺にお参り。武田菱の屋根が印象的。左手のお堂には不動像も。裏の庭園の奥には井戸がありました。

さらに少し先に進んだところにある、登山口から、昔の山城跡でもある要害山に登ります。とは言え、跡なので、堀などの名残はあるものの、実際に現存する城郭はありません。

要害山の山頂の標識のあるところは広い平原のよういなっていました。さらに先に進みます。気に覆われて展望は良くないですが、南側の木々の合間から見える富士山が綺麗。

さらに稜線を進みます。分岐は右手に折れて、岩堂峠を目指します。結構、道は荒れていて、これはいつかの雨か何かの影響でしょうか。右手はガレている感じになっているので、気を付けながら。樹林帯の中だけれど、不思議に石がごろごろしています。

途中の深草観音が圧巻。岩に穿たれた本堂は静謐な空気感。長い梯子があり、登ってみたい感に駆られるものの、ちょっと間隔も広いし、上がどうなっているかもわからないし、どの程度メンテナンスされているかも分からないし、ちょっと躊躇。ということで、仏様にお参り。

右手の急斜面を登っていくと、思いがけず、この梯子を登って行ったところにある奥の院的な所に出ました。山奥でひっそりと長い月日を過ごして来たんだろうな。

元に道に戻り、岩堂峠を目指して、しばし登り。そして、峠に出たら、一旦降って、沢に出ます。左に行くと太良ヶ峠との表示ですが、分岐は右へ下ることにします。兜山に登り返しますが、尾根コースはスルーして、次の分岐から上がります。

最近、おそらくこの辺の松林?を伐採したみたいで明るい。尾根まで出たら、そこから登りが始まります。こちらが新岩場コースなのかな。ガシガシ登りますが、汗だく。今日初めての登山者とすれ違いました。さすがに多少はこの辺の山も歩かれているようです。

兜山に到着。山頂の椅子で少しお休み。南側に少し進むと、展望台があり、富士山が望めます。

本当はこのまま一旦下って、あとは車道をほったらかし温泉まで上がろうと思っていたのですが、思ったよりかなり順調だったので、棚山経由にプラン変更。と言う訳では、さらに登ります(笑)兜山から次のピークの神峰までは標高差は200mほど。岩々しかったり、急だったりしてなかなかハード。

地味に結構、しんどい。神峰に着くと、今度は稜線を南東へ。ここで二人組とすれ違い。渋いなぁ、どこから歩いてきたんだろう。棚山手前の激坂は悶絶もの。滑りやすい道で虎ロープがありがたい。

なんとか辿り着いた山頂からは南アが綺麗。今日のルート、南ア近いのに西側が全然開けてなくて木々に阻まれてたんですが、ここに来て報われました。東には大菩薩連嶺が広がります。

重ね石コースでなかなかの傾斜の道をこなし、ほったらかし温泉に下山。20kmくらいでした。兜山の稜線と富士山が良い感じです。

ここ、キャンプ場もあるんですね。なんかETチックな撮影スポット(笑)

腹減ったので、ひとまず舞茸天ぷら蕎麦を食って、腹ごしらえ。やっぱり山梨辺りで食う、舞茸天ぷらはボリュームたっぷりだし、スーパーの舞茸とは違って、良い香りで最高です。あっちの湯とこっちの湯があるんですね、別料金。っていうか、中で行き来できるわけでもなく、離れてるので、そりゃそうか。左手奥のあっちの湯をチョイス。

開放的な露天風呂は爽快でした。広いし、のびのびと。昼間の太陽を浴びながらのお風呂はやっぱり、癒されます。

風呂上がりにビール飲んで、帰り際、お土産に一升瓶の甲州ワインゲット!前々から気になってはいましたが、初めて買いました(笑)さらにデラウェアのワイン2本、梅酒、クラフトビールまでたんまり酒を買い込む始末w

少し下って、フルーツセンターのバス停からバスで山梨市の駅まで。フルーツセンターからも富士山が綺麗でした。

駅前の歩成本店でほうとうを喰らい、エネルギー補給です。ほうとう屋さんかと思いきや、素敵な居酒屋さん。これはほうとう食わないマインドでまた来たいと思います。

今日は山梨大満喫でした!