70 人の子どもを育てた僕が大切にしている子育て論 | JACE NGO’s Academy ~カンボジアの大家族~

JACE NGO’s Academy ~カンボジアの大家族~

カンボジア・シェムリアップにて子どもたち24人+スタッフで生活する孤児院。
【JACE NGO’s academy 】

大家族の日々の日常を日記のように、
そして
オーナー兼、みんなの父親の呟きを載せていきます。



子育てをしてると

どうしても"可愛い!幸せ!"

そんな気持ちだけじゃない事がある。

腹を立てて怒ってしまったり

眠いのに寝れなくて疲れ果ててしまったり

言うことを聞いてくれなくて

苛立ってしまったり

子どもに対して当たってしまう自分に

嫌気がさしたり落ち込んで

自分なんてダメだと思ったり

そんな時間もたくさんやってくる。

可愛いがずっと続けば良いのに

いい子だね〜!がずっと続けば良いのに。

でも、やっぱりそうはいかない。

僕も自分の子どもが

可愛くて可愛くて仕方ない。

孤児院の自分の子たちが

可愛くて可愛くて仕方ない。

だから

可愛くて可愛くて仕方なくて

愛おしすぎるから

腹を立てて怒ってしまう事がある。

ごめんねと思いながらも

感情の歯止めが効かない自分がある時がある

いい親でありたいのに

子どもにあたってしまって

自分を責めたり後悔する。

僕もそんな事なんて実際まだまだある。

#まだまだ小さい人間 

でも僕は思うのは、

それもいいと思ってる。

怒ったとしても

腹を立てたとしても

寝ている姿を見ながら

頭を撫でながら

怒ってごめんね

大好きだよ。愛してるよ。

を伝えてあげる。

そこからはもう引きづらない。

そう決めてる。

子どもも人間。

大人も人間。

なんなら大人だって親だって

まだまだ未熟な人間。

#ここからが大切 

それに、幸せにしてあげたいと思う親の願いが強いからこそ

思うようにしないと叱る

言うことを聞かないと怒る

失敗すると出来るまでやらせる

そこには、

この子を不幸にさせないように

苦労させないようにという想いが詰まりこみすぎてただけの話。

#親の愛情たっぷり 

『この子が幸せになれるようにしっかり育てなければ!!!』

という親の思いはすごい。

けれどしっかり育てるイコール、

頭のいい子にしてあげることでも

運動のできる子にしてあげることでも

芸能人にしてあげることでも

成功者にしてあげることでもない。

きっと大切なことって

幸せになるよりも

幸せを感じて生きられる人

#言葉のニュアンスが難しい

に豊かさが詰まってるんじゃないかな?って

僕は今子育てをしていて思う。

いい高校にいれてくれてありがとう!

いい大学に入れてくれてありがとう!

と思われるより、

死ぬ前でも良いから、

あっ、この両親の元に生まれてきてよかったな〜って思えたら僕は幸せなんだよね。

この両親の元に生まれてきてよかった。

そう感じられる心が何よりも豊かじゃないかな?

子育てはなかなか評価がされない。

いい大学にはいった

いい会社に入った

あの家の教育はすごい!

負けた!勝った!

出来てない。。出来てる!!!

親同士が子どもの結果で評価し合う世の中。

そんな世の中になってるけど

僕はそんなことないと思う。


#絶対はないけど絶対嫌

頑張ってることを評価をして欲しい

頑張ってることを認めて欲しい

頑張ってることに気づいて欲しい

そう思えたとしても

子育てに評価なんてなくて

もしかしたら

誰にも認められないものかもしれない。

けれど

24時間休みなく子どものために動いて

毎日ご飯を作って

お金がもらえるどころかどんどん使って

反抗期で暴言吐かれて殴られて

でも次の日にはおはようって迎えてあげて

それをしている事が本当にすごいこと。

だからこそ

【子育ては世界一愛のある仕事】

僕はそう思ってます😊

誰にも評価されなくて良いから

自分の大切なもののために

自分の命をかけて大切にする。大切に出来る。

これってめちゃくちゃ素敵で

いつか必ず子どもたちは

ここに生まれてよかったと感じてくれるはず。

毎日が感動と感謝。

それが子育て🌱