米国はなぜ日本の二の舞にならないのか? | グレッグのブログ

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http://jp.wsj.com/Economy/node_292600?mod=MostPopularBlock


この記事は大変興味深い。

是非読んでいただきたい。


>1990年の資産価格バブル崩壊以降の日本の特徴は、資産圧縮やバランスシート調整といった問題を抱えことや、低成長が長引いたことではない。むしろ、政策の誤りが繰り返された結果、デフレに陥り、そこからずっと抜け出せないでいることが日本の特徴だ。日本が犯した主な政策の誤りは3つある。まず、日本は金融機関が抱える資産の減損問題を認識し、それに対応するのに時間がかかりすぎた。この問題は金融政策を妨害し続けた。 さらに、中央銀行は金融政策において、デフレ払拭のために必要な「何でもする」という姿勢(例えば、十分に積極的な量的緩和を行う)を取ることはなかった。そして財政再建路線への転換が早すぎた


まさにその通りである。

僕は日銀がデフレに誘導していると確信しているので、現状のままでは日本が復活することはない。

そして日本政府の財政再建路線はもう揺るがないだろう。



>米金融機関は(耐えるよりも)問題解に努める姿勢を取っており、連邦準備理事会(FRB)は積極的にバランスシートを拡大しているため、米国が日本の二の舞になることは考えにくい。米国も政治的な事情で日本と同様に、時期尚早の財政再建に踏み出す可能性があるが、そのことだけで米国が日本のようなデフレに陥ることはなさそうだ


これにはいささか異論はある。

バーナンキが金融緩和に及び腰であればわからない。

ティーパーティが力を持てばアメリカだってデフレに陥る可能性は十分ある。

米国だって長期停滞に陥る可能性は皆無ではない。

日本と全く同じ財政金融政策の失敗が原因でね。


経済の活性化のカギは如何に国民を正しい認識に導いていくか?ではないかと思う。