http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22541220110804
与謝野は相も変わらず、トンデモである。
デフレを維持しながら緩やかな円高は許容し、急激な円高は為替介入で阻止するというスタンス。
全く財務省のバカ理論そのものである。
20年の長期にわたるデフレ期待で円高になるのは当然である。
企業は必ず円高を織り込むのだ。
そうすれば円建ての利益は減少する一方である。
企業が設備投資や雇用を拡大しないのは当然である。
GDP統計を見ると、企業の設備投資の減少が著しい。
それを何とか政府支出で補ってきた経緯がある。
個人消費は横ばいである。
ピグー効果が働いているのかもしれない。
企業の投資を増やすにはどうしたらいいか?
インフレ期待を醸成することにより、製品価格が上昇すること、購買力平価並みの為替水準にあり円高を考えなくても良い状況こそが、企業が生産を活発化するインセンティブになるはずだ。
生産を拡大するには設備投資と雇用が必要なのである。
デフレやそれによってもたらされる円高が企業マインドを下げていることは明らかである。