マネーの二面性 | グレッグのブログ

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http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10962000580.html


今日の三橋ブログは興味深い。

マネーの二面性を端的に表している。

つまり、価値交換の媒介手段としてのマネーと価値貯蔵手段としてのマネーの側面がある。

フローのマネーとストックのマネーの二面性が興味深い。

だから、カネ余りなのに、デフレなのである。

言いかえると、日本国民が財やサービスの需要を拒否して、マネーを選好し資産として退蔵している、と言える。


僕は復興債として政府がフローのマネーを潤沢に出す。

しかし、既存のマネーの総量を減らさないように、日銀が全額買い切りオペするというのが正解だと思う。

ある投資対象の価値というものは、その資産の期待収益率と量に依存している。

つまり、マネーの期待収益率が高く、マネー以外の資産の期待収益率が低いなら、量に働きかけるしかない。

マネーの総体を増やして、相対的にマネー以外の資産の期待収益率を上げるしかないのである。

そして、それが一時的なものではなく、マネーの量が増え続けると国民が確信しなければ意味がないのである。


単なる国債発行も増税もマネーを増やす要因にはならない。

よって、復興債というフローの資金は日銀買い切りオペというマネーを増やす行動を伴わなければ、貨幣選好は改善せず、デフレ脱却は難しいと考える。