TPPの前に・・・ | グレッグのブログ

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TPPには反対である。

まずは食糧自給率が下がる、絶対的に。

食糧危機のとき、どう対処するか?

関税障壁で国内の農業は守らざるをえない。

しかし、現体制のままで良いとは全く思わない。

農業を生産性の高い職種に変えていくあらゆる努力が必要だ。

そして資源配分を歪ませ、所得の再分配に逆行するような補助金制度を撤廃させなければならない。

国内の農業を自立させていくギリギリの努力は絶対必須である。

そして、日本の農業を高付加価値商品として海外へ輸出させるなら、通貨安は必須である。


TPPの議論でいつも不思議に思うのは、どうして外圧に頼らなければならないのか?ということだ。

今、問題なのは貨幣需要が強く、消費が伸びず、日本国内に投資機会が失われていることだろう。

日本は韓国ではない。国内貯蓄は潤沢なのである。

海外から投資資金を呼び込む必要なんてあるんだろうか?


個人が貯蓄、金融機関がそれを原資に国債購入という流れが消費や投資の低迷などの総需要の減少という結果を引き起こしているのである。

国内に投資機会を作るには国内で規制を緩和し、投資機会を増やしていくことが根本対処であろう。

国内の生産が増える体制を作るのはいいことだ。

それは価格の低下を通して消費者の厚生が上がるし、雇用も増える。

個別価格の低下が一般物価の下落を引き起こすわけではない。

一般物価は金融財政策に依存することをもう一度確認したい。


TPPの議論よりもこの超絶円高とデフレをどうするか?

そして国内の投資機会をどうやって増やしていくかの方が重要度は何倍も高い。