本日議会冒頭に鴻巣市長から、
新ゴミ処理施設を検討する鴻巣行田北本環境資源組合を解散すると報告がありました。
昨日、鴻巣/行田/北本の市長が会談し、
建設地を鴻巣市内とする旨で平成25年に締結した基本合意を白紙にし、
今後組合を解散させる流れになることとしました。
白紙の背景としては、
4月に当選した新行田市長が行田市内での建設を唱え、議論が平行線となっておりました。
そして昨日の会談でも、
鴻巣市/北本市は計画通り鴻巣で建設をする旨を協議しましたが、行田市長が譲らず、
鴻巣市長から白紙にすることを提案したとのことです。
本日議会内で市長から会談の様子について、
答弁がありました。
北本市長からは、
「地質学を勉強しており、鴻巣市内の農地はどこであっても地質はあまり変わらないのではないか。
そのため、現在の候補地には賛成である。
鴻巣とは歴史的にも事業的にも繋がりが深く、今後とも鴻巣と進めていきたい」
という旨の発言があったとのことです。
現在鴻巣市のゴミは、
鴻巣地区、川里地区が吉見にある中部環境、
吹上地区は行田にある小針クリーンセンターにて処理されています。
両施設共に建設から30年以上経っており、
老朽化によりいつ改修が必要になるかわからない状況です。
そんな中、
早期の新施設建設に5年以上の歳月と億単位の調査費用をかけてやっと建設までの道筋がついていた今解散になるのはとても残念だと私は思います。
ただ本日の市長の答弁の中で、
「3市での検討は白紙になるが、今まで費やした調査結果等の財産を有効に活用して、
"現在の候補地"で北本と共に連携して検討を進めいく。
また不安に思っている市民の皆さんや、
地元関係者へは速やかに周知の上、説明会等は今後詳細を検討していく」
という前向きな発言もありました。
行田が抜ける結果となり大変残念ではありますが、このまま議論が平行線を辿るよりよい判断だったと思います。
私自身、毎日出るゴミをしっかり処理できる施設を早期に建設することは非常に重要であると考えております。
是非北本と共に具体的な計画を早く出していただけるよう市と積極的に議論していきたいと思います。