病気になる前からの友人

私は20歳の時、統合失調症と診断された。

4ヶ月の入院生活後、病気になる前からの友人に会うべきかを悩んだ。


正直、精神疾患を持ったなんて言えないし、

薬を飲んで動きもスローモーションになってたみたいだし、会う気がしなかった。


結論から言うと、

私は病気になる前からの友人を、自分から切らなくて本当に良かったと思った。

切ってしまったら、病気を通じて会う人としか、人間関係がなく視野が狭くなってたんじゃないかな、と思ったから。古くからの友人を通じて、普通の大学生活とはどういうものか、を知ったし、友人達が私の目標にもなっていた。


いつか普通の生活してる人達に追いつくぞ、と。


もちろん、病気になる前からの友人と変わらず付き合うことは良い事だけじゃなかった。

やはり、差を感じたし、私は一年休学をしたから、先に社会人になって、一緒に学生生活を過ごした友人達が、色々世界を広げている姿を見るのは苦しい時もあった。

会う度に暗い辛い気持ちになった。


でも、それ以上に僕の羅針盤になってくれた。


それに結果的にそんな友人の紹介で、

私は中学高校時代の同級生と結婚した。


何がその人にとって良いかは、分からない。

でも、僕は病気になる前からの友人を、自分から切らなくて本当に良かったと思っている。