夜遅い日は、上手に「2度食べ」…中性脂肪を減らす | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 記者(46)は40歳代になって、健康診断で「中性脂肪が高め」と指摘されることが増えた。昨年などは基準値(150ミリ・グラム/デシ・リットル)を大幅に上回り200を超えた。体重は学生時代と大差ないが、筋肉が減っておなか周りの脂肪は増えた。

 中性脂肪が高いと、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の発症リスクを高めるとされる。中性脂肪を減らさねばと思うが、若い頃同様に運動するのは難しい。どうしたらよいだろう?

夜遅い日は、上手に「2度食べ」…中性脂肪を減らす
読売新聞社
七つのチェックポイント、一つずつ生活改善
 メタボ中高年の生活改善に取り組んできた女子栄養大学・栄養クリニック教授の蒲池桂子さん(栄養学)は、「七つのチェックポイントで、自分の問題を洗い出しましょう」と提案する。洗い出しの後、問題項目について「改善できそう」から「難しそう」まで順位をつけ、一つずつ生活を変えていく。「できることから着手すると意外と改善する人は多い」そうだ。

 よく問題になる項目は、女性では「お菓子類」、男性では「酒」。「寝る前の夕食」は男女に共通するという。

 記者もほぼ毎夜、寝る前に缶ビールを飲む。疲れた日ほど、もう1缶となり……。お菓子や間食はすぐ減らせそうだが、個人的には、深夜のビールと食事の「改善」が難題。「わかっちゃいるけど、やめにくい項目」だ。

 「深夜まで仕事する人は、夕食を帰宅後にしないで、極力午後9時前までに食べておなかを落ち着かせた方がよいでしょう」と蒲池さんは言う。

「早寝早起き、規則的に3食」理想だが、実行難しく…
 寝る前の食事は肥満を招く。「わかっているけど、仕事で帰宅が遅いから仕方ない」と嘆く中高年は少なくない。「早寝早起き、規則的に3食」は理想だが、生活様式が多様化し、実行は難しい。

 記者も仕事中におなかがすくと、軽く間食(お菓子など)でしのぎ、深夜帰宅後に夕食を取って寝るパターンに陥りがちだ。脂っこい食べ物には注意しているものの、健康診断で「中性脂肪高め」を指摘される頻度が増えた。

 「深夜まで仕事する人は、上手な夜の“2度食べ”を考えてはいかが」と、女子栄養大学・栄養クリニック教授の蒲池桂子さん(栄養学)は提案する。

 「2度食べも『軽め、重め』ではなく、『重め、軽め』の順を意識した方がよい」と蒲池さん。寝る直前の摂取エネルギーを多くしないことがポイントだ。食べたエネルギーを全く消費せず寝ると、中性脂肪はたまりやすい。

 夜中に空腹感が強くならないよう、極力午後9時までに、しっかりめの食事を取った方がよいそうだ。それでも夜中に空腹を感じたら、野菜スティックなど、自分なりにストレスの少ない低カロリー食品を選ぶように工夫したい。

 サバやサンマなどの青魚に多いEPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸は、中性脂肪を減らすといわれる。ただし、青魚も、お酒と共に食べ過ぎれば、肥満につながる。一見ヘルシーな食品も食べる時間と量には気をつけたい。(高橋圭史)