試してみる価値アリ!自律神経バランスを整える食事 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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自律神経バランスを整える食事、大切なのは「いかに腸を整え、自律神経のバランスを整える食事法を意識するか?」ということです。

◆寝起きの一杯の水が血流改善を促す

朝、コップ一杯の水が胃の中に入るだけでも、体は活動モードにスイッチオンします。また、夜は睡眠中にかく寝汗で体内の水分が減少するため、朝は血液の流れが滞っています。血流を促すためにも朝には、まず一杯の水を飲んで快適な一日をスタートさせましょう。

◆腸に刺激を与えるため、1日3回の食事を

自律神経のバランスを安定させるためには、「食生活の改善」はとても重要です。では、1日にとる食事の回数ですが、何回とるのが体にはいいのでしょうか。

結論からいえば、「1日3回」の食事がやはり体にはいいといえます。ただし、ここで誤解してはいけないのは、「体にいい」という意味です。私たちが食事をする最大の目的は、栄養を取り入れるためです。でも、3回がいいというのは、3回食事をしなければ十分な栄養がとれないからではありません。

むしろ、現代人の多くは運動不足なので、1日3回しっかり食事をとったら栄養の取りすぎで太ってしまうでしょう。朝・昼・晩と1日3回の食事をとることをお勧めするのは、「腸への刺激を与える」という意味です。

腸は刺激が加わると動くという性質を持っています。ですから、1日に1回しか食事をしないということは、1日に1回しか腸に刺激を与えないということなので、腸の動きが悪くなってしまう。だから、腸に刺激を与えるという意味で1日3回の食事がお勧めなのです。

ダイエットなどで食事の量を制限しているという人は、食事をとらなくても構わないので、水でもお湯でもお茶でも必ず何かを飲むようにしましょう。胃にある程度の水分が入れば、その重みで腸に圧力がかかり、腸が動きます。

1日3食しっかり食べてしまうと食べ過ぎになるというものの、やはり水分しかとらないより、食べた方がいいといえます。なぜなら、食事をすると体温が上昇をし、噛むことで脳が刺激されるからです。また、ものを食べると心が落ち着くという効果もあります。ですから、食べ過ぎにさえならなければ、やはり「3食」食べた方が体にいいといえます。

◆朝食が大切

なかでも欠かすことなく食べてもらいたいのが朝食です。朝食は3度の食事の中でもとくに大切だとされています。では、なぜ朝食をとることが必要なのでしょうか。

朝食の目的は大きく3つあります。まず1つは、副交感神経を上げること。2つめは、血流をよくすることです。では、なぜ朝食をとることが必要なのでしょうか。吸収の過程で肝臓が動くので、肝臓に多くの血液が流れます。そして、その血液が全身にめぐることで全身の血流がよくなります。

そして3つめは、あわただしい朝に「余裕」を生み出すということです。全身の血流がよくなります。食事でも食事をするとなれば、人は食卓に着きます。つまり、朝のあわただしい時間帯にほんの15分程度でも、落ち着いて座り、ものを食べるということで「余裕」が生まれ、自律神経バランスを整えるのです。

朝食は、朝低くなりがちな副交感神経を上げるチャンスです。朝のタイミングに副交感神経を上げることができるかどうかで、その日1日の過ごし方が変わってきます。ですから、朝食を抜くということは、副交感神経を上げるせっかくのチャンスを自ら逃してしまう、とてももったいないことなのです。

あわただしい朝だからこそ、朝食を習慣化し、しっかりと副交感神経を上げる生活習慣を身につけましょう。

◆「腸のゴールデンタイム」を考える

昔から、「食べてすぐに寝ると太る」といわれていますが、これは医学的に見ても正しいのです。なぜなら、食べてから寝るまでの時間が短いと、血糖値が十分に低下しておらず、脂肪として蓄積しやすいからです。また、食べてすぐに寝ると自律神経も乱れます。

食事の最初は「食べる」ということの行為による刺激と楽しさで交感神経が優位になっています。しかし、食べ物が消化され、腸が動きはじめると、今度は副交感神経が優位になり、結果、自律神経は整い、腸はますます働いてくれるのです。この、夕食を終えて腸がしっかり食べ物を吸収するまでの3時間が「腸のゴールデンタイム」です。

そして、この「腸のゴールデンタイム」をしっかりとることは、太らないためにはとても大切です。なぜなら、「腸のゴールデンタイム」をとらないで寝てしまうと交感神経が高いままの状態で寝ることになるので、食べ物が胃腸で上手く消化されず、結果、栄養素が細胞までいかず、どんどん脂肪の方にたまってしまうからです。

つまり、血糖値と自律神経の乱れです。これが、「食べてすぐに寝ると太る」ということなのです。食べてから寝るまでに、できれば3時間ぐらいを「腸のゴールデンタイム」にあてて、入浴したり、明日の準備をして過ごしましょう。これが腸と自律神経を整え、食べても太らない食事のコツになるのです。

小林 弘幸