メスが「男性器」持つ虫発見…イグ・ノーベル賞 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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【ワシントン=三井誠】ユーモアあふれる研究をたたえる米国の「イグ・ノーベル賞」が14日、米ハーバード大で行われた授賞式で発表され、メスがペニスのような交尾器をオスに挿入して交尾する昆虫を見つけた日本人研究者らが生物学賞を受賞した。

 日本人の受賞は2007年から11年連続になる。

 受賞したのは、北海道大の吉澤和徳准教授(46)(昆虫学)、慶応大の上村かみむら佳孝准教授(40)(進化生物学)らで、ブラジルの洞窟にすむシラミに近いチャタテムシという昆虫の仲間は、メスが交尾器をオスに挿入することを発見した。吉澤さんは「常識はずれの昆虫に驚いた。昆虫の世界はまだ知らないことばかりだ」と話す。

 この虫は体長約3ミリで、交尾中にメスがオスから精子とともに栄養分を受け取るため、メスが積極的に交尾できるように交尾器の形が進化した可能性があるという。平安時代の宮中を舞台に男女が性別を入れ替えて暮らす様子を描いた「とりかへばや物語」にちなみ、昆虫を「トリカヘチャタテ」と名付けた。

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2017年09月15日 22時06分 Copyright © The Yomiuri Shimbun