あまりにも不思議すぎる! 本当に存在する日本の変な祭8選 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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一般的に賑やかで楽しいイベントというイメージが強いお祭り。会場には露店が並び、本来の目的はともかく祭の雰囲気が好きだという方は多いのではないでしょうか。

日本には変な祭もたくさんある
日本の全国各地に方言や食文化の違いがあるように、お祭りの文化も地域によって大きく異なります。中には冷静に考えるとまったく意味がわからないような、「珍祭」「奇祭」と呼ばれる変なお祭りもたくさん存在するのをご存知でしょうか。

地元の人たちは当然のこととして執り行っている祭であるため、客観的に見るとものすごくシュールなものとなっていることが多いのです。

日本の珍祭・奇祭をご紹介
  
そこで今回は、日本で実際に行われているというお祭りの中から特に個性的なものを厳選してご紹介します。さて、あなたはいったいいくつご存知でしょうか。

かなまら祭(神奈川県川崎市・金山神社)
日本の珍祭・奇祭といえばまず真っ先にあげられることが多いのが神奈川県川崎市の金山神社で行われる「かなまら祭」でしょう。

通称「チ●コ祭」と呼ばれ、巨大なピンク色の男性器を模した複数の神輿が、「かなまら! でっかいまら!」という掛け声とともに街中を練り歩くという衝撃的なものなのです。さらに露店では男性器を模した飴細工が販売されるなど、会場の周辺は完全に男性器一色に。現在は海外でも有名になり、祭の開催日には外国人観光客も多く訪れるのだとか。

きちがい祭(滋賀県大津市・野神神社)
あまりに衝撃的な名前が冠されているこの祭。祭の規模自体はそこまで大きくないが、この場所はかつて新田義貞の妻・勾当内侍(こうとうないし)が、新田義貞の戦死の一報を聞いて悲しみのあまり発狂し、琵琶湖に身を投げて死んだ土地とされていて、勾当内侍を偲んで気が狂った真似をしようということから始まったのだといいます。

なぜ「偲ぶ=気が狂った真似をする」という解釈になったのかはわかりませんが……。

祭の内容は、かみしもを着た男たちがお供え物を乗せたお膳を持って奇声をあげながら街を練り歩き、突然お膳を地面に叩きつけたり、人にぶつけたりするという衝撃的なもの。しかしケガ人が出るようになってしまったため、近年では練り歩きだけになったのだとか……。

お田植え祭(愛知県今治市・大山祇神社)
通称・一人相撲祭。豊作をもたらす神様を相手に代表者1名が相撲をとり、神様が勝てばその年は豊作になると言い伝えられているそうです。

当然ですが我々一般市民には神様の姿を見ることができませんので、土俵上で力士が一人で相撲をとっているように見えるという、なんともシュールな内容なのです。ちなみに勝負は毎年接戦になるらしく、3番勝負で2勝1敗になることが多いのだとか。

塩嶺御野立記念祭(長野県岡谷市・塩嶺御野立公園)
通称・日本一短い祭。明治天皇、昭和天皇が塩尻峠を巡幸したことを記念するための祭なのですが、なんと祭の所要時間はわずか10~20秒ほど。式次第は一同が整列して一礼し、直後に解散となるという、もはや祭でもなんでもないレベルなのです。

御柱祭(長野県諏訪市・諏訪大社)
  
7年に1度開催される祭で、日本で最も危険な祭とも呼ばれている。樹齢150年を超えるモミの大木から作る巨大な御柱は長さ約17メートル、直径約1メートル、重さ約10トンにもなるそうで、この御柱とともに最大傾斜35度の斜面を駆け降りるというなんともエネルギッシュな内容で、開催のたびに負傷者が出るのは当たり前。死者が出ることも少なくないというのですから驚きです。

八日座祭(福岡県北九州市・井手浦)
通称・尻振り祭。神主たちが豊作を祈願して、お供え物の前で尻を振るという意味不明な内容なのですが、もちろんこれにもきちんと理由があります。その昔、悪さをしていた大蛇を神様が退治すると、大蛇のしっぽだけが井手浦に飛んできて、しばらくの間ピンピンと跳ねまわっていたそうなのですが、その年は数十年分の大豊作になったそうで、以来それにあやかって神主が大きく機敏に尻を振るようになったのだそうです。

パーントゥ(沖縄県宮古島)
  
宮古島に伝わる祭で、全身に泥を塗りたくり、まるでゾンビのような恰好をした3人の神様が集落に現れ、誰彼構わず人や家屋、車などに泥を塗りつけて回るという衝撃的な内容となっています。泥を塗られた人や物は厄払いされて幸せになるとされていますが、安易な気持ちで参加した観光客が「服を汚された」「抱きつかれた」などとクレームをつけ、神様に暴行する事件も発生してしまったことがあるのだとか……。

セルフ祭(大阪府浪速区・新世界市場)
約半数の店が閉まってしまった新世界市場を盛り上げる目的で、2012年から開催されている21世紀型の奇祭。個性的なアーティストやパフォーマーが集結して思いのままに表現を行っているため、その内容はあまりにもカオスすぎると開催のたびにSNSなどで大きな話題となっている。商店街の人々たちにも徐々に受け入れられつつあり、確実に商店街の活性化に一役買っているのだとか。

日本にはいろいろな文化がある
以上、厳選した8つの珍祭・奇祭でした。これらはもちろんすべて実際に行われているお祭り。日本の各地には本当にいろいろな文化があるということを改めて知るきっかけになりますね。

珍祭や奇祭を見るために全国各地から足を運ぶ方も多いようですので、興味のある方はぜひ実際に参加してみてはいかがでしょうか。

■執筆・監修:Mr. Foax
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/