http://news.infoseek.co.jp/article/menjoy_279425/
じゅわーっと温かな刺激が局部にしみわたり、心地よさが魅力のトイレの温水洗浄。この温水洗浄に関する衝撃の事実が発覚しました!調査によると、8割以上の女性が洗いすぎだったのです。「えー、じゃあ一体どれくらい洗ったらいいのー?」……お任せください。専門医の方に、温水洗浄トイレの正しい使い方をレクチャーしていただきました!
使用者の約8割が10秒以上「洗いすぎ」がデフォ!
王子ネピアが、20代~40代の一般男女600名を対象に「おしりやデリケートゾーンのケアに関する意識調査」を実施したところ、衝撃の事実が判明しました。
おしりやデリケートゾーンに関して悩みを感じたことがあるか質問したところ、“かゆみ”、“ニオイ”、“ムレ”などトラブルに悩まされた経験がある人は多く、男性では6割以上、女性では8割以上の数に達するとのこと。
この調査によれば、おしりやデリケートゾーンのケアとして、温水洗浄トイレで洗っていると回答した人は264名(44%)。
温水洗浄トイレの平均使用時間は、なんと23秒。使用者の約8割(206名)が10秒以上と、全般的に“洗いすぎ”の方が多いという結果に……。
皆さん、なんとなくこのくらいでいいんじゃないかなといった感覚で使われていたのではないでしょうか?
かくいう筆者も、10秒以上が“洗いすぎ”だなんて、いまだに信じられない思いがいたします。
中には、こんなツワモノも⁈
洗浄用途を大きく逸脱した60秒以上の使用も約1割!
この調査によると、洗浄用途を大きく逸脱しているとしか思えない60秒以上の長時間使用者もおよそ1割(23名)いらっしゃいました。
ちなみに筆者の周りにも存在する、お風呂を面倒くさがり局部だけを洗って済ませようというスボラ派の方や、この寒い季節にデリケート部位にピンポイントで温もりを感じたいという温感重視派の方も、この1割に該当している予感がしました。
あったかくて気持ちイイ温水洗浄ですが、おしりやデリケートゾーンの健康も考えて、ここは“正しい使い方”をしたいところですよね。
それではお待たせいたしました。専門医による温水洗浄トイレによる、“おしりやデリケートゾーンの正しい洗い方”を発表いたしましょう!
専門医が教える、正しい洗い方2つの方法
1:弱設定の5秒以内で、さっと洗う!
しのぶ皮膚科院長である皮膚科医の蘇原しのぶ先生によると、温水洗浄トイレの正しい洗い方として、“水圧を弱く設定して5秒以内でさっと洗う”ことだそうです。
それというのも、おしりやデリケートゾーンの角質層は、10層程度はある顔の角質層に比べ、さらに薄い5層程度しかないため、とっても敏感なのです!
健康な皮膚には、異物の進入や水分の蒸発を防ぐためのバリア機能がありますが、必要以上の拭きすぎや洗いすぎにより、肌のバリア機能は弱くなってしまうのです。
これが原因で、“かゆみ”や“ニオイ”などのトラブルが起こりやすくなっているんですね。
それにしても、たったの5秒でいいなんて!ちょっと驚きですよね。
2:最後は優しくトントンと、メイクの仕上げのように!
しのぶ先生によると、洗浄後のケアとして、やわらかいトイレットペーパーやウエットタイプのおしり拭きなどを活用した、“仕上げのひと拭き”が大切になってくるんだそうです。
実は、この部位ってお顔の目元などのデリケートゾーン並みに優しいケアが必要になってくる場所なんですって。アイメイクをオフする時にコットンで優しくふき取る要領で、トントンっとおさえ拭きしてあげるのが望ましいようですよ。
これを機会に、赤ちゃんのおしりケアを参考にしながら、ご自分のおしりも優しく扱ってあげてくださいね。
自宅と外出先で両極端!?
他にも自宅以外の温水洗浄トイレでは、“洗わない”といった人も多いといった結果が判明しました。
温水洗浄トイレの使用者に場所ごとの使用状況について聞いたところ、自宅での使用は約9割に達するものの、外出先ではホテルや旅館、職場や学校、デパートやショッピングモールでは5割前後、スーパーやコンビニ、知人宅、駅が3割前後と、使用率が大幅に下がりました。
自宅では、リラックス効果を求めるためか使いすぎの傾向も出やすいようです。外出先だと、トイレ内の水が自分にかかるという“おつゆが跳ねる”といった衛生面での危険性を配慮しての結果とも考えられるようですね。
いずれにしても、外出先での温水洗浄トイレの使用に抵抗感があるようです。
みなさん、自宅と外出先でのおしりやデリケートゾーンのケアを分けているという印象を受けました。
いかがでしょうか?
洗いすぎは、トラブルにもつながりますね。温水洗浄トイレの“正しい使い方”を守って、おしりのビューティーケアをしてみてくださいね。